2020/12/10
越前和紙しかできない
自然の恵みを伝える究極の和紙。
越前生漉奉書紙 恵伝(えでん)
越前和紙の特長とは何だろう。日本最大の産地ではあっても、その区別ができるだろうか。そもそも越前和紙はどのくらいの認知度なのだろうか。
和紙問屋である『山岸和紙店』の山岸大祐社長・保喜専務の兄弟は、全国を飛び回り越前和紙の現実を否応なく見せつけられる中、そのレゾンデートルをずっと模索し続けてきた。「和紙は人間の芸術・文化とともにあり続けたもの。伝統にのっとりながら革新し続けてきたのが越前和紙です。歴史に安住することなく、和紙の真髄を伝えたい思いがありました(山岸大祐さん)」。
一般の人が使うための国内最高峰の和紙を作る。今立のきれいな水に、艶やかさを生み出す希少な国内最高の那須楮、トロロアオイのほか楮の繊維が最適な状態になる北海道産のノリウツギ、そして人間国宝・岩野市兵衛氏。他の産地では決して生み出せない究極の和紙。「『恵伝』はすべてが揃って初めて完成します。手に触れただけでスッと背筋が伸びるような、“日本人の心”を今こそ、和紙を通じて肌で感じてほしいです(山岸保喜さん)」。
書くということの大切さを、本物を手にする情操教育の大切さを、世界に向けて発信することができるのがきっと、越前和紙のレゾンデートル。
山岸和紙店
【住所】福井県越前市越前市野岡町6-14
【電話】0778-43-0308
【HP】あり
【お問い合わせ】info@washism.com