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【福井ラーメン探検隊】
2020/12/18
今回我々がたどり着いたのは、福井の北端に位置するあわら温泉。無論、風呂ではなく目的はラーメン。 この“関西の奥座敷”とも呼ばれる、名高い温泉地にある『麵屋 もみじ』で、脂の旨みがたっぷりのとんこつしょうゆが味わえるというウワサを聞きつけて走ったのだった。
その名も「こってりらーめん」700円(税込)。大量にぷかぷかと浮かぶ背脂は、まるで湯の花! ひとたびスープをすくえばトロトロで少し手応えすらある。このスープは豚骨以外にも、もみじ(鶏の足先)、野菜などが加えられ、じっくり長時間かけて煮込まれたもの。もみじを加えることにより、さらに旨みの強いスープとなるのだ。これは濃厚そうだが……。
「こってりだけどすっきり! アメとムチの使い分けが絶妙」
最初にガツンと、こってりとした濃厚な味を感じるが、その一方で重さがなく後に残らないのがいい。だから、ガツガツ箸が進むのだ。店主は「子どもでも美味しく楽しめるよう、食べやすさを重視している」と言う。厳しくも時々優しさを与える上司の様に“アメとムチ”をうまく使い分けているのだ! 麺はもちもちの中太ちぢれ麺。心地よい歯応えの麺は、スープとの絡みが抜群。
「シンプル イズ ベストだ!」
そして、“余分なものは加えない”というのが店主のモットー。具材はもやし、ネギ、チャーシューのみ! シンプルなとんこつしょうゆだが“ラーメンそのものの美味しさ”をストレートに楽しめる一杯となっている。
トッピングもチャーシュー、味玉、キムチ、ネギ増、もやし増とスタンダードなものだけ。ここにもストレートで直球勝負な店主の姿勢が垣間見えたのだった。
今回、改めて「見た目にはだまされるな!」という事に気づいた隊員。脂多め・濃いめでも、食べやすさと美味しさを磨き上げた、ひと味違うこってりラーメンであった。「あっさり派です」という方もぜひ味わってほしい一杯。
探検隊レポート
スープの濃さ:こってり
麺の種類 :中太ちぢれ麺
ボリューム :普通
麵屋 もみじ
【住所】福井県あわら市二面46-32
【電話】0776-65-6597
【時間】11:00~15:00(14:30LO)、18:00~21:00(20:30LO)
【休日】水曜
【席数】22席 ※座敷あり
【駐車場】10台
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