【ふくい噂の真想】
2021/04/20
池田町のある場所に、全国的に注目を集めるスポットがあるらしい。それを確かめるべく向かったのは「部子山(へこさん)」の標高1,300m地点にある『能楽の里牧場』。牧場とはいっても現在は牛などの放牧はなく完全な跡地と化している。にもかかわらず、現在もこの場所へツーリングで訪れるバイカーや観光客が後を絶たないという。それは、見晴らしのいい眺望はもちろん“非日常感が味わえる!”というのも理由だそう。その魅力を実際に体確かめるべく「部子山」へ出発!
部子山へ登る前にこのような看板が立っていますが、これはかなり簡略化された地図です。道は舗装されていますが、急カーブ急勾配が続き、ところどころ道が細くなっているので要注意。
対向車とすれ違うときはかなり緊張します。途中県外ナンバーの車やバイクと出会いました。平日の昼間にもかかわらず、多数の来訪者が訪れてたと見えます。さらに驚いたのは鹿や熊が前を横切ったとき! 野生の動物を見ることもできました。
道中にはジブリアニメに出てきそうな、コケの生えた木製看板も。途中道を間違えるとガタガタの悪路を走ることになり大変ですよ。
さらに登ると途中で雲が現れてきました。雲が出るということはこの後が心配……「山の天気は変わりやすい」と言いますからね。 そして、麓から約1時間かけてようやく『能楽の里牧場』(跡地)へたどり着きました。好天に恵まれれば山々の絶景が見張らせるはずですが、あいにくの悪天。
いい景色も眺められないので、とりあえず周辺を散策。特別これといったものは無く辺りは雲が漂い、ただただ静寂に包まれています。俗世から離れて“極楽浄土”に来たような雰囲気。誰がしたかは分かりませんが石積みを見つけて、ここは“三途の川”の側なのでしょうか(笑)。ある意味晴れの日より非日常感を楽しめるかもですね。
さらに進むと崖から飛び出た謎の建物が。コチラは管理棟だそうで、もちろん今は無人で立ち入ることができません。そして、建物の奥へ行くとついに第1村人発見(?)。 話しかけてみると地元の常連らしく写真を撮りに来たという。夜になると満天の星が輝き、キレイな夜空が撮れるそうです。今日もそれを狙っていましたが、待てども天候が回復する兆しは見えず、その方は下山してしまいました。自分も日が暮れると夜道が危なそうなので帰ることに。
今回はあいにくの悪天候でしたが雲よりも高い天空の牧場にて、他では体験できない非日常感を満喫できました。ぜひ、山々の折り重なる絶景や満天の星空を眺めたい・写真を撮りたいという方は、『能楽の里牧場』へ行ってみてはいかがでしょうか。なお、冬季は閉鎖されています(※6月上旬までの予定)。途中や牧場跡地にもトイレや自販機もありませんので準備は万全にね!
能楽の里牧場(跡地)
【住所】福井県今立郡池田町水海
【料金】見学は自由
【時間】散策は自由 ※冬季は閉鎖 6月上旬までの予定
【駐車場】あり
【お問い合わせ】0778-44-8210(池田町農村政策課)
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