【福井ラーメン探検隊】
2021/05/21
今回我々が訪れたのは、福井市「渕町」交差点より少し西、福井朝日武生線沿いにあるラーメン店『まほろば』。福井の『めん屋さる』と金沢の『そらみち』、超人気を誇った2大ラーメン店が理想のラーメン作りのために合併してオープンしたお店だ。本日5月21日(金)に発売された『ミシュランガイド北陸2021 特別版』では、ビブグルマンでセレクションされており、ラーメン店で選ばれるのは福井で唯一!
「純白で見た目も鮮やか!! 地鶏の旨み溢れる白湯」
そんな世界が認めるラーメンから今回選んだのは、女性にも人気の高い「泡白湯」。純白の白湯に浮かぶのは花びらを思わせる肩ロースのチャーシュー。添えられる三つ葉とネギが映える緑のコントラストも鮮やかで美しい。
空気を含むことにより泡立てられたスープはクリーミーでまろやか。口当たりや見た目がとっても優しくてあっさり系かと思いきや、それに反するように深いコクの濃厚なスープに驚きだ! この旨みを醸すのは比内地鶏、名古屋コーチンなどの地鶏に加え、金沢の漁港などから揚がったハマグリやアサリの貝類。
スープには素材そのものの味を引き出すために「純水」を使用するのもこだわりだ。
これだけの素材を使って濃厚な味わいを前面に押し出していても、地鶏や貝類の臭みはまったくなく、後味がスッキリ。
その地鶏と貝類の旨みをたっぷり絡めとるのは、このラーメンのためだけに作られた特注のストレート麺。もっちりとした食感でとてもしなやか。
そして、ちょっと形を崩すのが惜しい肩ロースのチャーシューを途中で挟む。ラーメンそのものが濃厚なだけに、半生気味であっさりとした味がバランスを取っていてちょうど良い。
「最後まで旨し! 冷めないラーメンの秘密とは?」
そして食べ進めるうちに気づいたのが、このラーメンが全然冷めていないこと。麺・スープ・具が少なくなってもまだ熱々。なんとどんぶりは、遠赤外線の効果で冷めにくくする有田焼の陶器! 最後まで旨いと感じてほしいという情熱が器という細部にも感じたのであった(※熱いので受け取りの際にはご注意ください)。
今回いただいたのはクリーミーでまろやか、それでいて地鶏や貝の旨みがギュッと凝縮された純白の「泡白湯」。なお、ハマグリ・アサリ以外に時々、牡蠣を投入することもあるという。これはスープの調整と共に、味を変えてみたいという店主・青山さんのチャレンジ精神でもある。「まだまだ理想の味は出し切れてなく、現在の完成度は30%ほど」と青山さんは語る。
これからさらにブラッシュアップされるラーメンも楽しみだ。
探検隊レポート
スープの濃さ:こってり
麺の種類 :ストレート細麺
ボリューム :普通
まほろば
【住所】福井県福井市渕4-207
【電話】なし
【時間】11:00~14:00LO、18:00~21:00LO
【休日】火曜
【席】16席
【駐車場】あり
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