月刊ウララ6月号『What’s Hot?』より。今、気になる場所・ヒトの一部をお見せします!

2021/06/10


GOSHOEN
京よろず
杉谷昌保





時を経て“みんなの別邸”になる
小浜の拠点。


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平屋しか作れなかった中、2階の建築が許された「護松園」。当時の趣を残しつつ、ヨーロッパの家具を取り入れることで異空の場所に。
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「西津もん」と呼ばれる、漁業と商売の街があった。川を挟んだ向こう岸とはまったく違う文化が培われていた小浜市西津地区。廻船問屋として大いに栄えた『古河屋』は、別邸として小浜藩主を迎える屋敷も設えていた。「護松園(ごしょうえん)」は地域の誇りでありつつ、おいそれと近付くことができない雰囲気を持っていた。

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松本啓典社長は4代目。文化を大事にした祖父と新しく開拓し続けた父の二つの道を両立させる

時代の流れと共に「護松園」は忘れられていったが、2020年日本遺産に県内の北前船寄港地・船主集落が指定されると、「護松園」は人々の記憶に戻ってきた。奇しくもこの地に構える若狭塗箸の老舗『マツ勘』は創業100周年を迎える年に。「小浜市で100年も商いをさせていただけた今、未来に向けて産業を、産地を守ろうと、地域と向き合い、地域の人・モノ・コトを醸成させていく役目を果たそう、と考えたのです」。代表取締役社長の松本啓典さんは地域の宝である「護松園」を、再生させていくことを決断する。




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カフェやショップ、フリースペースにコワーキングスペース。誰もが立ち寄りやすく、この場所から小浜を知るきっかけに、来るきっかけに、住むきっかけにしていきたいと願っている。そう、ここは“みんなの別邸”としてこれから人々が集まる拠点となっていく。

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【住所】福井県小浜市北塩屋17-4-1
【電話】0770-64-5403 
【HP】あり

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越前市の魅力を伝えてくれる、
演出してくれる極上の宿。

京よろず

京よろず
今回リニューアルしたのは『別邸京よろず』、『Koshi(越)』、『Zen(禅)』の3つの部屋。『Koshi』、『Zen』の和モダンの雰囲気は1泊では物足りない贅沢さ。

京よろず

現代の街は駅を中心に作られているが、かつては寺を基点に集落はできていた。門前町と呼ばれる界隈は参拝に訪れる人たちの立ち寄りスポットで、今でいう観光地のはしりである。旧・武生市はかつて「府中」と呼ばれたようにこの周辺の中心地であり、それこそ観光地的な場所もできていた。その名残は「おそんじゃさん」の愛称で親しまれている「総社大神宮」を中心とした寺町に見える。現代、越前市ではこの界隈を整備し、数多くの店が集う散策スポットとして生まれ変わっている。そこに新しく、越前市を起点とする宿泊施設が生まれた。

京よろず
京よろず

以前も宿泊施設だったが完全リニューアル。そのうちの一つ『別邸京よろず』は、玄関を入れば越前焼のタイル、壁には越前和紙、台所では越前打刃物が使えるなど福井を体感できるように。また、伝統工芸の産地はどうしても車移動が必須だったが、越前市内を移動できる500円の定額タクシーが誕生し、手軽にお得に移動できる。さらに併設する『おりょうり 京町 萬谷』での食事は、最先端の料理を目指す板長が、世界中の料理のアイデアを取り込んだ、どこにもない新感覚和食のフルコース。

京よろず
今後家族で楽しめる伝統工芸の体験ツアーも越前市と共に企画しているという
京よろず

歴史と文化を満喫できる、1泊では収まりきらない魅力の旅を、この宿は演出してくれる。

京よろず
【住所】福井県越前市京町3-1-3
【電話】0778-24-0808
チェックイン15:00、チェックアウト10:00
定員2〜4名 3万250円〜(1泊2食付き)
【HP】あり

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“ものづくりは楽しい”を
伝えていきたい。

杉谷昌保

杉谷昌保
杉谷昌保

まだ今立に“南越線”が走っていたとき運転手に、家庭用ゲーム機が出たときゲームデザイナーに、大ヒットアニメを見たときアニメーターになりたかった。夢は現実のものとすること。高校生で世界を知り、大学時代に車に乗ったときに感じた、“運転する、デザインをする”を形にすべく、車のデザイナーとして道を進む。実際に日産車のインテリアデザインを手掛けもした。

が、「もっと小さい時分に世界が広いということを知っていたら、可能性も広がるのでは」。だから今度は、これまでの経験を基に次の世代に伝え、自らの力で夢を紡いでいく人たちを育てたい。9代目として家を継ぐ思いも合わせ、「第2の人生を作っていきたい」と福井で独立を果たした。

杉谷昌保
杉谷昌保

築130年を超える蔵を改装したオフィスは、試作工作室やギャラリースペースなどに最新の機器が揃う。「この場所は思ったことを形にできる場所です。そういう体験を通じて大人も子どもも“ものづくりは楽しい”と感じてくれたら」。

小さいときに見た夢は叶えたわけじゃない。ものづくりを通じて多くの人を幸せにしたいという夢は今も見続けている。「夢は現在進行形だから楽しいんです」。

PROFILE
1973年越前市生まれ。武生高校、京都工芸繊維大学を卒業後、日産自動車のデザイン開発を行なう会社でインテリアデザインを手掛け、その実績から「公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会」正会員に。2020年に帰福し起業。プロダクトデザイン、商品プロダクション、教育などの事業を展開している。

株式会社la・kura
【HP】あり

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月刊ウララ6月号




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【住所】福井県小浜市北塩屋17-4-1
【電話】0770-64-5403 
【HP】あり

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#エンタメ#人物#月刊ウララ

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