【Open】福井市の新栄で「Slainte(スローンチャ)!」アイリッシュバーinエキマエ

2021/06/08

Shelbourne(シェルボーン)
5/29(土)オープン

アイリッシュバーとは、「アイルランドのバー」という意味ですが、みなさんアイルランドの場所を知っていますか? イギリスの島の隣にある島、それがアイルランドです。

テイクアウト用のハッチもあるので、
ショッピングの帰りに気軽に足を運んでみて

アイルランドは世界5大ウイスキー産地の一つであり、源流の地。アイルランド語の『イシカバハ(意味:命の水)』を由来とするウイスキー。まさに本場であるアイリッシュウイスキーを楽しめるバーが、新栄商店街にオープンしました(ちなみに、耳にしたことのある「アイラウイスキー」はスコットランドにあるアイラ島のウイスキーなので、お間違えの無きよう…)。カウンターのオールスタンディングスタイルで、テイクアウト用の小窓も完備。さらにスポーツ観戦用にテレビも設置し、まさにヨーロッパのバーのような雰囲気を醸し出しています。そしてそのほぼすべてをDIYで手掛けたとか。

こちらが仲間たちとDIYした店舗。依頼があれば
モバイルバー(移動販売車)でイベント出店!

店名の“Shelbourne(シェルボーン)”とは、オーナーのロバート・ヘネシーさんが生まれ育ったダブリンの街の通り「Shelbourne road」から取ったもので、父親もダブリンでバー『Shelbourne house』を営んでいたそうです。アイルランドではShelbourneはさまざまな場所で使われる用語らしく、さしずめ福井でいえば“越前”みたいなもの?? また、アイルランドでは屋号に動物を描く風習があるそうで、こちらの動物「アイリッシュエルク」はよく使われているとか。既に絶滅していて、福井県立恐竜博物館にも全身骨格が展示されています(和名:ギガンテウスオオツノジカ)。

ロバートさんはウイスキーを通じてアイルランドの歴史や文化という物語を福井に、そして日本に伝えたいと思っています。日本酒が日本文化の粋であるように、ウイスキーはアイルランド文化そのもの。といっても過去100年間、アイルランドにおいてウイスキーは停滞していたそうです。そこに現れたのが、じゃがいも畑を蒸留所に替えて作られたウイスキー『Connemara(カネマラ)』。醸造主はさらにかつてアイルランドにあったウイスキーを再興させて、やがて成功に導いていきます。

ロバートさんファミリー

アイルランドウイスキーの特徴としては、スモーキーな味わいよりももっと優しい味わいですが、かつてのアイルランドウイスキーはもっとピート香が立つものが多かったのだとか。そういったウイスキーが世界中でも愛されるようになり、醸造の気運が高まり、5つしかなかった醸造所はこの5年で39まで増えるというバブル状態が起きているそうです。そうした知られていないウイスキーを、日本の人に飲んで知ってもらいたい思いがあります。

開店時間も現在は週末の昼から夕方までというのも、アイルランドでは週末になると昼から飲んで夕方には家に帰るという文化があるそうです。何故なら家族の時間をとても大切にするそうで、家族でバーに行って友人と楽しみ、夜は家で家族だけで楽しむ、ということも。まさに飲み方から文化が見えますね! こちらも目の前には子どもが遊べる「新栄テラス」があるので、家族で楽しむ、なんてこともできそうです。新しいウイスキーが届いたときには週末以外でもイベントを開催するそうなので、エキマエ飲みの楽しみが増えそうです。

(編集部・宮田耕輔)


Shelbourne(シェルボーン)
【住所】福井県福井市中央1-16-2 アロハズドリームズビル
【電話】070-4387-2791
【時間】土・日曜 12:00~18:00頃
【休日】月~金曜(イベントのある日は営業)
【駐車場】なし
【HP】あり
【SNS】Facebook Instagram



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#BAR#オープン情報#福井市内

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