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2021/06/18
水ようかんは夏の季語、なんて言われているけれど、それは福井以外の話。福井では冬の季語です(笑)。テレビやネットの情報でも溢れていますが、福井県では水ようかんは冬にしか食べません。それも全域です。京都に一番近い高浜町も、水ようかんは冬に食べるもの、です!(もしかしたら舞鶴あたりは冬に食べるのかな……)
水ようかんと越前がには、カレンダーを見なくても季節を感じさせる食べ物であり、夏にあの水ようかんが出てきても、「なんだかなぁ…」と福井県民は思うのです。でも、あの食感で夏に食べたいなぁ、という潜在的な欲求もなきにしもあらず……。ということで、水ようかんの大御所『えがわ』さんが昨年から展開しているのが、『水かんてん』!
水ようかんと見紛うばかりのパッケージは、県民の心理を上手く突いてくる、まさにデザインの勝利。昨年は「黄金の梅」を使いました。あのつるんとした食感とさわやかな果実の酸味と甘みは、夏にぴったりのデザート。「黄金の梅」が定番になるのかな、と思っていたら! 第2弾が登場しました!
今度は『いちじく水かんてん』。福井市本郷地区のイチジクを使っているのですが、実は、本郷地区はコウノトリが飛来する場所なのだそうです。コウノトリといえば越前市の白山地区が有名ですが、実は本郷地区も知る人ぞ知る飛来地でもあったのです(毎年、というわけではないようですが)。で、それが意味するものとは、コウノトリは水のきれいな場所に来る習性があり、つまり本郷地区で収穫されたイチジクは美味しい、ということです。さらに固める成分としてペクチンが必要になるのですが、イチジクには固める成分を元々持っており、より天然素材に近い水かんてんができる、ということです。
イチジクのぷちぷち感、水かんてんのぷるぷる感を楽しめる新商品『いちじく水かんてん』、6月18日から2カ月限定販売なのでお早めに!
えがわ
【住所】福井県福井市照手3-6-14
【電話】0776-22-4952
【時間】8:30〜18:00
【休日】水曜(11〜3月は無休)
【駐車場】3台
【HP】あり
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