【長坂真護のMAGO NOTE】

長坂真護のMAGO NOTE|10億年後の人間 社会のディテール

2021/07/22

(月刊ウララ8月号より続き:10億年後、太陽が膨張して地球を飲み込むとされている中、地球は飲み込まれないために人間を作ったのではないか、と考えたMAGO。人工知能が人間の知能を上回るターニングポイントで、世界は崩壊すると考える)

ただこの崩壊とは人類の崩壊ではなく、あくまでも資本主義の終わりであり、150年前に刀を振りかざしていた江戸時代の常識が崩れ始めるあの頃と同じだということです。時代が新しい主義思想に変わろうとする動圧に、大衆は大きな混乱を招くかもしれませんが、今回のパンデミックのように人は混乱後に同調しまた適応していくのでしょうが、資本主義が終わるとき、どんなイデオロギーが待ち受けているのでしょう?具体的なディテールはまだその枠を捉えていませんが、僕はこう考えます。

タイトル「超越」油絵 2021


今の資本主義の大きな特徴は、超大衆向けにサービスを展開し、80億人いる地球人のために発展してきたもの。そこに法律、税金、権利、義務など沢山のものが覆い被さり、今日の先進国は大変息苦しいものになってしまいました。これをオールリセットしていくのが2045年以降だろう、と。スーパーのレジはAI化に、荷物の配達は自動運転に、税金や売上、納税に申請まで自動会計アプリが、服のデザインから縫製まで無縫製プリンターが一点ずつ、と、人の手による工業や商業は機械にとって代わります。現に現在も世の中からはがきが、新聞配達員が無くなろうとしていますし、さまざまな人員が世の中から不必要になりそうです。

テクノロジーの進化は時間の圧縮を図り、私たちはフリースペースをどんどん広げていくのが人間の性なのです。資本主義が崩壊するであろう2045年以降、私たちはある事に気付くのです。母なる大地・地球からお願いされた間の本当の使命に。(月刊ウララ9月号に続く)




路上の絵描きからSDGsの旗手へと上り詰めた、
7年間の挑戦の日々を綴った
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美術家 長坂真護
MAGO CREATION(株)代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
公式HP Instagram




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#コラム#アート#連載

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