【かずのすけの美容塾】

教えて! かずのすけ先生! 今年の夏もマスク着用必須! 日焼け対策の新常識とは?

2021/08/14

Q:今年の夏もマスク着用必須! 日焼け対策の新常識とは?

イラスト/サキザキ ナリ

資生堂の発表によると、一般的な不織布マスクのUVカット率は80~85%程度となっています。マスクをするだけで8割の紫外線をカットできると思うと、十分な日焼け対策になっていると感じる人もいるかもしれません。しかし、実は「UVカット率80%」を日焼け止めのUV防止指数である「SPF」に換算すると、なんと『SPF5』にしかならないのです。この数値がいかに心もとない日焼け止め効果なのかは皆さんもよくご存知でしょう。つまり、真夏の強い紫外線の中では、マスクをしていてもUV対策は必須ということになります。

僕は日常的な日焼け止めとしては「SPF30/PA+++」程度を目安に、また炎天下での長時間の活動の場合は「SPF50/PA++++」を目標に日焼け止めを塗ることをお勧めしています。日焼け止めは時間が経過することで徐々に効果を失うものがあるため、こまめな塗り直しが必要とされます。紫外線散乱剤のみの日焼け止めであれば効果の低下は起こらないものの、マスクの下に塗っている場合は擦れなどで剥がれてしまい、いずれにせよ効果が落ちやすいです。マスク下の日焼け止めは極力数時間置きに塗り直すようにしたいです。



メイクをするため一日塗り直したくない場合は、日焼け止めには紫外線散乱剤のみのものを用いて、下地やファンデーションも基本的にはノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)のもので構成すると塗り直しをしなくても効果の低下が少ないです。また汗や皮脂、擦れに対しては皮脂を吸着して皮膜を作る「酸化亜鉛」や、対汗性に優れる「トリメチルシロキシケイ酸」、皮脂くずれに強い「フッ素樹脂」などを配合した下地やファンデーションが優秀です。『マスクにつかない』等を標榜している下地やファンデーション等はこれらの成分を配合したものが多いです。最近ではこれらの成分を配合したメイクキープスプレーなども人気です。ただしこういったメイクをするとクレンジングもしにくくなるので、普段より一層丁寧なクレンジングが必要になります。

敏感肌の方の場合はマスクをすることでマスクの摩擦刺激がお肌に負担となり、肌荒れを起こすことがあります。日焼け止めを塗ることでこの摩擦刺激を多少緩和する効果も見込めます。ただ、敏感肌ですと上記のようなキープ系のメイクができない方も多いので、そのような肌質の方は肌とマスクの接触を防ぐマスクフレームなどのアイテムも存在します。また不織布マスクよりは布やシルク製のマスクの方がお肌への負担は少ないですし、そういった素材のフィルターを挟むことで負担を軽減することも可能です。

マスク生活はこの夏も続くと思いますので、自分の肌質に合わせた日焼けやマスク肌荒れ対策を行なっていきましょう。



かずのすけ
美容化学者。横浜国立大学大学院修了。化学で美容を解説するブログが人気で月間500万PV、Twitterフォロワー15万人超。著書は『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)、最新刊『美肌成分事典』(主婦の友社)ほか9冊。坂井市丸岡町出身。本名:西 一総(かずさ)
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