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2021/08/29
THE BAR 灯火
7/22(木) オープン
いつから憧れるようになったのでしょう。カウンターでカラカラと氷とグラスのぶつかり合う音を楽しみながら、氷が溶けた水と琥珀色の液体を少しずつ口の中に流し込み、舌の上と喉の奥で味わい尽くすという快感に。
お酒を、ウイスキーを嗜むあり方はさまざまです。ストレートにロック、ハイボール、水割りなどなど。家でも飲めますが、ウイスキーほどカウンターバーが似合う飲み物はないと思いませんか? きっと私たちはバーテンダーがカウンターの奥でシェイカーを振ってカクテルを作る、そんな風景を映画や雑誌で見てきた、その記憶が刷り込まれているのかもしれません。例えばハードボイルドなスパイ映画だったり、スマートな恋愛映画だったり。そんな場所にいる自分を想像したこともあるのではないでしょうか。それを、バーは体現して体験させてくれる場所だと思います。いわゆる、憧れの場所として。
憧れるならば憧れたように身を包んで行きたいもの。バーって、そういった敷居もあるから、飲む、というより、嗜む、という言葉が似合うのだと思います。
そんな、ウイスキーを嗜むオーセンティックバー『灯火』が福井駅前に誕生しました。「バー=片町」のイメージもありますが、ここは福井駅前。県外だけでなく、国外の人が降り立つ最初の場所。だからこそ、福井をより感じて欲しいという思いが、オーナーの松浦さんにはあります。なんたって、壁の設えに福井の足羽山でしか産出されず、福井城址の石垣すべてを担っている「笏谷石」に、その歴史1500年、藩札に株券の素材にもなっていたキングオブ和紙の「越前和紙」、オブジェはこれまた1500年の歴史を持つ「越前漆器」で培われた蒔絵と、福井LOVEに溢れていますから!
このバックバーに居並ぶウイスキーがまた秀逸。スタンダードはもちろん、世界五大ウイスキーの珍しいものから、最近増えてきた国内蒸留所産ウイスキーなど、その数200種以上。福井ではここでしか飲めないウイスキーがとにかく豊富に揃っています。さらにチャージとして出てくるおつまみもニクい演出。ここでも福井の素材をお酒に合うように仕上げてきます。丸岡産のチーズだって出てきますから。
今回感動したのはウイスキーだけではありませんでした。言われたら提供してくれる、特選の地酒たち。これもまた福井の人にとっても珍しい地酒が揃っています。
県外国外からお客さんが来たら、このカウンターに立ち寄って、まずは地酒を嗜んでください。だって駅とは目と鼻の先だから。
THE BAR 灯火(ともしび)
【住所】福井県福井市大手2-6-5 プラザホテルビル2F
【電話】0776-28-2234
【時間】19:00~深夜2:00(深夜1:30LO)
【休日】日曜、祝日
【席数】14席
【駐車】なし
【SNS】Instagram
※チャージ1200円(フード付き)
※営業時間等は新型コロナの感染状況によって変更となる場合があります。
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