動物写真家・岩合光昭さん『金津創作の森美術館』でトーク。「番組作りは“ネコ目線”。自然を感じて」。

2021/09/04

世界各地で出会った人気ネコ、看板ネコとの出会いのエピソードを紹介する岩合光昭さん

世界各国のネコたちの愛くるしい表情や魅力的な仕草を捉えてきた動物写真家の岩合光昭さん。『金津創作の森美術館』で開催している写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」に合わせて福井を訪れ、トークイベントを行った。岩合さんは、本展でも紹介している人気ネコや看板ネコたちとの出会い、そしてネコ好きな現地の人たちとの交流、訪れた国や地域の魅力について、貴重な取材エピソードとともに語ってくれた。写真展は9月26日(日)まで。


ビーチであおむけになってくつろぐシキンニョ。岩合さんは“スーパーキャット”と紹介

岩合さんがトークイベントの冒頭で紹介したのは、今回の写真展のメインビジュアルとしても活躍している三毛猫のシキンニョだ。

ブラジル・リオデジャネイロのビーチリゾート、コパカバーナで“砂浜の王様”とも呼ばれているシキンニョ。傾斜地にある自宅から砂浜までほぼ毎日、主人のバイクで砂浜に通い、あおむけになってくつろいでいるシキンニョを写真に収めた岩合さんは、「バイクに乗っている時からリラックスしているシキンニョの姿がかっこよくて、ここから撮影を始めることに。

ご主人との信頼関係を感じる場面が何度もあり、本当に素晴らしかった」と振り返った。本展でもそんな関係性が伝わってくるカットや、シキンニョの表情、愛らしさを捉えた作品を紹介している。




飼い主と運命的な出会いを果たしたプレタ。今ではお店の看板ネコとして立派に成長したそう

スペイン・マドリードで出会った黒猫のプレタは、街角の小さな本屋の看板ネコ。飼い主であるこの店の主人は約3年前、ダストボックスの中にいたプレタと偶然出会った。主人にとってはこれがネコと関わる人生初の場面に。

冷蔵庫にあったミルクを与え、毛布を与えて一晩を一緒に過ごした翌朝、「目と目が合った瞬間、この子と一生、離れられないと直感した」と話した主人とのエピソードを紹介。今ではプレタをデザインしたグッズも店内に並ぶほど、看板ネコとして活躍しているそう。


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#あわら#人物#アート

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