【ふくいアイドルメモリーズ】
2019/05/25
自分を磨き続けた「アイドル戦国時代」
ダンス&ボーカルグループのメンバーとして活動中の平成28年、2年間のLA留学にともない活動を休止した武田舞彩さん。彼女はワールドワイドな視点を兼ね備えていて、〝平成らしいアイドル〞を象徴するような存在だ。 すでに物心がつく前に、地元・福井出身の高橋愛さんが出演する『モーニング娘。』のコンサートを見るためサンドーム福井にも足を運んでいた。「こんなにたくさんの人を熱狂させる高橋愛さんみたいになりたい」と思ったことをきっかけにオーディションに応募して見事合格。アイドルという目標を追いかける日々が始まった。「14歳の時、デビューと同時に上京したんですけど、ちょうどその頃は『アイドル戦国時代』と呼ばれる時代でした。歌やダンスのレッスンを繰り返し、ライブステージにも出演するなど、充実した毎日を過ごしていましたね」 そんな中、武田さんはライバルのアイドルグループにも負けないように、歌唱力やダンスをさらに磨いて、グループにも還元するため留学することに。現地では私立の高校に通い、化学や数学などすべての授業を英語で受けた。語学力を磨くことはもちろん、ダンスやボーカルの厳しいレッスンも経験しながらスキルアップしていった。 留学中は日本のアニメの影響力の強さを実感。「向こうではみんな、日本のアニメの主題歌を歌っているアーティストについては知らなくても、曲は知ってて口ずさんでる。それってすごいことだと思うし、わたしもいつか、自分の曲をそんな風に口ずさんでもらいたいという想いが一層強くなりました」
動画でのトレーニングも平成のアイドルらしさ
平成30年にグループが解散してからは夢を実現するため毎日レッスンに励んできた武田さん。「ギターはLA時代から習ってるんですけど、今はYou Tubeを見ながら練習しています。そういったことができるのも平成生まれの特権だと思います(笑)」 目標とするのは〝和製〞テイラー・スウィフト。華やかで存在感があり、ギター一本で歌えるアーティストになりたいという。また、曲調にもこだわりをのぞかせる。「エド・シーランみたいに、人をハッピーにできる歌詞や音楽を紡いでいきたいんです」 20歳という節目の年に元号が変わることもあり、新たな気持ちで20代をスタートさせたいという。「10代はアイドルとして頑張ってきたのでその経験を糧に多くの人に幸せな気持ちを届けられるアーティストになりたい」 今年4月からは『サンミュージック』への移籍が決まり、「半世紀の歴史があって、多くのアイドルやタレントを輩出してきた事務所の一員になれてうれしい。全力で新時代を切り拓いていきたいですね」と笑顔で話す。 夢はサンドーム福井でのライブ。「福井のみんなの温かさにいつも助けられてきたので、これからは自分が活躍することで、福井に貢献していきたいですね」
武田舞彩 (たけだまあや)
平成10年8月21日生まれ。20歳。福井県鯖江市出身。小学3年生の時、オーディションに合格。福井を拠点に大阪、名古屋へレッスンに通う。中学2年生の時、アイドルプロジェクト「i D O LStreet」に合格、『GEM』のスターティングメンバーに選出。趣味はライブ観賞、動物観賞、かわいい靴下集め。好きなアーティストはエド・シーラン、テイラー・スウィフトなど
武田舞彩 𝕄𝔸𝔸𝕐𝔸 𝕋𝔸𝕂𝔼𝔻𝔸
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