山田和氏の個展が5年ぶりに福井で開催。力強い茶陶作品と「アッサンブラージュ」を楽しんで。

2021/09/14

主に志野、青織部、瀬戸黒など、茶の湯で使われる「茶陶」を制作し、全国にも多くのファンを持つ山田和氏の個展が5年ぶりに福井で開催。

赫釉織部茶碗

山田氏は愛知県出身で越前町に窯を持つ陶芸家。加藤唐九郎氏を師事し、美濃の地で作られた桃山陶をベースに、鮮やかな朱色が印象的な「赫釉織部」など、山田氏オリジナルの世界観を表現しています。どれも斬新な色使いで力強く、見応えのある作品が並びます。


独特な形状と青緑色が美しい作品。青織部花入

また、やきものを手掛ける以前は、海外のポップアートなどにも影響を受け、前衛的な現代アートの制作を行っていた山田氏。

アッサンブラージュ「メモリーズクロックⅮ」

近年では、やきもの以外にも、陶など様々な素材を用いて作る「アッサンブラージュ」という立体コラージュオブジェも制作しています。「アッサンブラージュ」とはフランス語で「寄せ集め」を意味する現代美術用語で、日用品や廃材などいろいろなものを組み合わせて作る作品のことを表します。

黒炎舞志野茶盌

本展では、そんな山田氏が手掛けた立体オブジェ約15点と、独創的な茶陶作品計100点ほどが展示予定。山田氏の「アッサンブラージュ」がどんな素材から作られ、何を示しているのか想像しながら回覧するのも面白いはず。

展示作品の購入も可能なので、5年ぶりの貴重なこの機会、ぜひ訪れてみて下さい。なお、山田氏の在郎は未定です。


山田 和 展
【会場】福井県陶芸館資料館ロビー・越前焼セレクトショップClays
(丹生郡越前町小曽原120-61)
【日程】2021/9/11(土)~10/24(日)
【時間】9:00~17:00(最終入館16:30)
【休館】(会期中)9/21、9/24、9/27、10/4、10/11、10/18
【料金】観覧無料
【問い合わせ】0778-32-2174(福井県陶芸館)
【HP】あり





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#おでかけ#アート#丹南

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