プロジャズピアニスト・高浜和英さんのジャズピアノレッスン開催!<先着5名>

2021/09/20

現在は坂井市在住。演奏があれば東京に向かいます(撮影協力:saji space)

2021年7月、これまで東京で拠点として活動していたジャズピアニスト・高浜和英さんが福井に居を構えることになりました。その一流の腕を惜しみなく教えてくれるジャズピアノレッスンのイベントも特別に開催!

高浜さんにジャズピアニストとしての道のりとジャズの魅力を取材しました。

ハイカラなものが好きで、クラシックレコードなどを集めていた母親の影響からか、5歳の頃にはすでにピアノを習いたいと思うようになります。が、当時のあわらにはピアノの教室も先生もいません。「そうしたら、小学校に入学したときの担任の先生が音楽の先生だったんです」。その後、3年生の頃になってあわらにピアノ教室が誕生します。当時まだ金沢大学の学生だった小島千代子さん。中学3年生まで小島先生にピアノを学ぶことになります。ちなみに小島先生は今もご健在で、『小島千代子ピアノ教室』をあわら市で開校しています。

この頃、日本中を熱狂させていたのがビートルズやベンチャーズなどのエレキブーム。「福井にもベンチャーズがコンサートに来たんですが、母親に泣いて頼んでまでコンサートを観に行きましたよ」。7歳上の兄の影響もあったそうで、兄がコード本をくれたり、兄の友人がレコードを貸してくれたり、気が付けば鍵盤に向かわずギターの弦をつま弾いている高浜さんがいました。クラシックからラテン、歌謡曲まで“耳コピ”で再現したり、高校生になればセミプロのバンドでベースを担当したり、音楽漬けの毎日でした。

その頃、ブルースに出会います。「アドリブだけで音を綴ることに面白さを感じたんです」。そういえば兄の友人が貸してくれたレコードにジャズやボサノバがあったことを思い出し、さらに自分が持っているピアノのスキルも手伝い、以降ジャズ音楽に傾倒していきます。高校卒業後は既に上京している兄を頼り、ジャズ専門のスクールに通うことになります。


即興で弾いてもらった曲は「Misty」。クリント・イーストウッド初監督作品『Play Misty for Me(邦題:恐怖のメロディ)』に使われた、エロール・ガーナー作品

当時は生演奏をする場所が多く、学生でありながらステージに立つことも多くありました。「知り合ったピアニストがホテルの仕事を誰かに交代させたくて僕を誘ったんです」。晴れてメンバーとなり給料ももらえるように。「当時の大学生の給料より良かったんですよ」。20歳にしてジャズピアニストとして生活している中で「キャバレーでも演奏できるか?」と誘われ、ある程度自信がついていた高浜さんは快諾したのでした。

しかし、ここで自分の欠点が露見されたのです。“譜面が苦手”ということ。キャバレーの演奏では譜面通りに弾くことを要求されたのです。「知っている曲は譜面もなしに弾けましたが、アレンジされた譜面を初見で弾くのが苦手だったんです」。毎日怒られ、勝手に弾いても怒られ、それでもクビにならずにいられたのは、光る技術があったのかもしれません。

24歳の頃にはこういった“大人の文化”の終わりの時代が始まります。キャバレーの仕事を終えてからはライブハウスなどで演奏をしていた高浜さんが演奏仲間に提案します。「コーラスやってみないか?」。そして28歳のとき『ロミ&ジョーカーズ』としてレコードデビューを果たします。1995年までの活動を通じてフェスやメディアにも数多く出演する中で、クラリネット奏者・北村英治さんの生演奏に接し、雲の上の、憧れの存在となります。



高浜さんが31歳の頃、福井市でジャズバーが開店します。福井の大人で知らない人はいない『シライハウス』。世界中で演奏を行なっていたサックス奏者・白井淳夫さんが営むバーですが、開店当時福井にジャズピアニストがおらず、東京から演奏に呼ばれることになりました。そこで北村英治さんのスペシャルイベントがあり、偶然初共演することに。「もう、緊張と興奮しっぱなしでした」。45歳になって北村英治カルテットのピアニストとしてメンバー入りしたときは「白井さんから『よかったな』って。涙が出るほどうれしかったですよ」。

実は奥様も福井出身。当時エキマエにあった『松木屋』で知り合った二人は「いつかは福井に帰ろうという気持ちがあって。67歳になったら、と準備していたんです」。ところが今回のパンデミックですべてが変わりました。仕事も止まったという点もありましたが「条件として東京も福井もフラットになったと思うんです。ただ、北村さんに相談したときはすぐさま『困る』とおっしゃってくださって。嬉しい反面悩みましたよ」。演奏のときは東京に向かい、普段は福井にいる生活が始まりました。


(東京銀座のジャズクラブ「スウィング」の公式YouTubeチャンネルより)
スウィングのHP

「ジャズピアノはピアノの基礎がなくても何とかなりますが、やっぱり習わないと難しい音楽です。基本的に譜面がなくてコードだけで演奏するんです。『一流の奏者には譜面を読めない人もいる』と聞いたことはあるのですが、それを間近に見たのが、スコット・ハミルトンさんでした。

世界超一流のテナーサックス奏者が『シライハウス』のビッグイベントに来ることになって共演させていただいたんですが、初見が苦手だと知りました。ただ、耳で聴いた音楽をその場で再現する能力がスバ抜けてすごいんです。こちらのアレンジでも何でも3年前から共演していたように見事に演奏する、世界超一流たる所以を垣間見ました」。

ジャズは“生”が一番である理由は、決まった譜面ではなく、その瞬間の奏者たちの息の合いようで作られていくアドリブの音楽だから。新しい時代に“大人の文化”を高浜さんから直接教わって、福井市片町の『シライハウス』でその空気を味わってみてはいかがでしょう。

ジャズピアノレッスンイベントでは、一人ひとりにつきっきりで20分みっちり教えてくれます。他の4人はその教えを横にいて聞くことができるので、100分間しっかりジャズピアノの弾き方や楽しみ方を身につけることができます。最後に聞いてみたいことを質問できる時間があるので、教わった中で疑問に思ったことやテクニックの秘訣などを聞いてみてください。


高浜和英ジャズピアノレッスン
【会場】saji space
【住所】福井県坂井市三国町川崎54-13-6
【日程】10/13(水)
【時間】19:00〜21:00
【料金】3500円(1drink付)
【定員】5名(申し込みはこちら

saji space
【SNS】Instagram

シライハウス
【HP】あり





日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!

#人物#音楽

  • ツイートするツイートする
  • シェアするシェアする
  • 送信する送信する