【暮らしを豊かにする私の巣づくり。】

日常に彩りをあたえてくれる、ポーランド生まれの陶器「ポーリッシュポタリー」のマグカップ。

2021/09/17

連載「暮らしを豊かにする私の巣づくり」では、自然素材のカーテンやそのハギレで布雑貨を製作する福井のファブリックブランド『KURASIKU』とコラボレーションして、福井で購入できる“暮らしに取り入れたい”とっておきのアイテムたちをご紹介します。




ポーランド生まれの陶器、ポーリッシュポタリーのマグカップ

秋や冬が深まってくると、自然と飲みたくなってくるホットドリンク。お気に入りのマグカップでいただく、コーヒーや紅茶、スープって体だけでなく、心まで“ぽっ”とさせてくれますよね。
福井県越前市今立。越前和紙の産地として知られるものづくりの町に、小さなお店を構える『しろうるし』さん。こちらではポーランドの「ボレスワヴィエツ陶器」のマグカップを取り扱っています。ちなみに「ボレスワヴィエツ陶器」は、日本やアメリカでは「ポーリッシュポタリー」という名前で呼ばれており、北欧のシンプルなデザインとは違い、東欧の素朴でどこか懐かしいデザインが、“かわいいもの”好きの女性を中心に最近注目を集めています。

丸みのあるマグカップはリップマグと呼ばれています。『しろうるし』さんではコーヒーや紅茶を味わうこともできます。ランチョンマット880円

「ポーリッシュポタリー」の産地は、チェコやドイツとの国境に近い、ボレスワヴィエツという小さな町です。オーナー・畑 由紀さんのご主人・勝浩さんは越前市で写真館を営みながら、写真家としてコロナ禍になる前では、世界各国を暮らすように旅をしながら、旅先で出会った人々や日常風景を長年にわたり切り取ってきました。



スタンプや筆を使った、かわいらしい絵付けは職人の手によるもの

勝浩さんがポーランドを初めて訪れたのは、2017年のこと。2016年に地元今立で通訳を行なったことがきっかけで親しくなった、ポーランド人の友人を訪ねるためで、初めてのポーランドでした。いつものバックパッカースタイルの旅ならご家族にお土産を買うことはない勝浩さんも、ポーランドは楽しい旅行ということもあって、「ポーリッシュポタリー」を見て一目惚れ。その丸いフォルムと愛らしい柄に癒されたことも手伝い、「自分たちの生活にも取り入れたい」とマグカップとお皿をご家族のために購入しました。

ポーランドの街の風景
写真提供/ミドリ写真館

カラフルな建物がたくさん建っています
写真提供/ミドリ写真館

「地元の人はもちろん、今立に足を運んでくれた国内外の観光客の方々が、ゆっくり寛げる場所になれば」との想いで、今年2月にオープンした『しろうるし』さん。やわらかな日差しが差し込む窓辺に設置された木製の棚には、はるばるポーランドから日本にやって来た、たくさんのマグカップが並んでいます。

受注生産の「ポーリッシュポタリー」。価格は3000円~

全ての工程をハンドメイドで行なう「ポーリッシュポタリー」。かわいらしい柄は職人の手によるもので、スタンプや絵筆を使って一つひとつ丁寧に絵付けを行なっています。2個並んだ同じ柄のマグカップも、よ~く見ると、スタンプの位置が微妙に違ったり、色の濃淡が違っていたりと個性豊か。それが「ポーリッシュポタリー」の魅力であり、見れば見るほどその不揃いさが、次第に愛おしくなってくるから不思議です。



ぽってりとしたフォルムのマグカップは保温性も抜群!

「ポーリッシュポタリー」は見た目のかわいさだけでなく、保温性にも優れ、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま保てるのも特徴です。ぽってりとしたフォルムのマグカップは手のひらにしっくりと馴染み、斜めの飲み口は口当たりがよいのもポイント。温かい飲み物が恋しくなってくるこれからの季節は、ストックしておいたお気に入りのスープを飲むのに大活躍してくれそう。容量もたっぷりなので、たくさん飲みたい欲張りさんも大満足です。

お気に入りの飲み物を注いで、のんびりした時間を。ストレージボックス1980円


“おはよう”から“おやすみ”まで、生活のあらゆるシーンに寄り添うマグカップ

『しろうるし』さんでは、現在ふたつの窯元のマグカップを販売しています。一つは「伝統柄」のスタンプをいくつも持つ老舗で、もう一つは絵筆を使い絵付けをする「アート柄」が新鮮な若手女性作家によるものです。ここまで多くのマグカップを揃えているのは全国的にも珍しいようで、県外から「ポーリッシュポタリー」ファンが足を運ぶことも少なくないよう。それは、量産ものでは感じ取れない、手にしたときの感触やぬくもり、微妙に違う柄を実際に自分の手で目で確かめてみたいという理由から。みなさん、自分だけの一点を選ぶ時間を楽しんでいるそうです。

写真のマグカップの絵柄は「伝統柄」のひとつ、「モスキート」。緑色のスタンプは「蚊」をモチーフにしているそう

朝・昼・夜の食事の時間や、家事や仕事、勉強の合間にほっと一息つきたいときなど、“おはよう”から“おやすみ”まで、生活のあらゆるシーンに寄り添ってくれる「ポーリッシュポタリー」のマグカップ。使い込むことで一層愛着が増すカップは、大切な人への贈り物に選ぶ人も多く、贈られた人たちの暮らしも豊かにしてくれます。
日本と同じ四季が存在する東欧の国、ポーランドの愛らしい陶器で、これから迎える寒い季節をお部屋の中で楽しんでみてはいかがでしょうか。


詳しくは下記バナーから▽


KURASIKU(クラシク)
【住所】福井県福井市羽水1-611 カーテンのカズマ内
【電話】0776-97-9066
【SNS】Instagram
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珈琲、紅茶とそのうつわ しろうるし


【住所】福井県越前市粟田部町34-30
【電話】0778-43-0351 (ミドリ写真館)
【時間】10:00~16:00
【休日】月曜・不定休あり
【席数】5席
【駐車場】6台
【HP】あり
【SNS】Instagram






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