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2021/10/22
子宮頸がんは性交渉で感染するHPV(ヒトパピローマウィルス)が原因ということがわかっています。
子宮頸がん検診は、このHPVの感染が持続し、数年から10年以上経過して子宮頸部の細胞の変化が起きたものを見つける検査で、早期発見にとても役立ちます。そのため、20歳になったら2年に1回子宮頸がん検診を受けてもらえるよう、市町から検診の案内が送付されています。
日本人における子宮頸がん検診の受診率は約42%で福井県も同様です。「病院に行かないといけない」「内診台に上がるのがいや」などの理由で受診したくない方も多いかもしれませんが、増加し若年化している子宮頸がんにより、妊娠前に子宮を摘出しなければいけないケースも……。
昨年に続き、福井大学医学部 産科婦人科学教室では 、自己採取HPV検査(自分で自宅で検査するウイルス検査)の臨床研究を実施中です。 今年度は、越前市・大野市・勝山市・坂井市・鯖江市・福井市・若狭町に住民票のある24歳の方で、過去に市町から案内している子宮頸がん検診を受けていない方が対象。案内は市町の封筒で送っていますが、封筒には下の写真のようなシールが貼ってあります。
前述の通り、 自己採取HPV検査は子宮頸がん検診ではありません。 あくまでも 子宮頸がんの原因となるHPVがいるかどうかをチェックする検査です。HPV検査が陽性・陰性にかかわらず、子宮頸がん検診を定期的に受けることが大切です。
昨年、越前市・大野市・勝山市・高浜町に住民票のある30歳代で5年間住民検診を受けていない方に、自己採取HPV検査を案内。多くの方がこの検査を受け、これをきっかけに子宮頸がん検診を受け、前がん病変(子宮頸がんの前段階)の早期発見につながり、治療を受ける方もいました。
費用は対象の方に限り、通常6000円の検査が無料で受けることができます! 初期症状はほとんどないとされる子宮頸がん。この機会に自分のカラダとしっかり向き合ってみてはいかがですか?
【お問い合わせ】
福井大学医学部 産科婦人科学教室
【電話】0776-61-8392
【HP】あり
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