三方五湖へLet’s Go!! 福井の観光名所を巡ろう

2022/05/17

三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖から成る「三方五湖」。
それぞれの湖の水質や水深が違うことから、違った青色に見えるため「五色の湖」と呼ばれています。
2005年には国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されました。
福井県の美浜町と若狭町にまたがり、若狭湾国定公園に位置する景勝地・三方五湖について紹介していきます！

・三方五湖の自然について紹介！
　①三方五湖の歴史
　②五湖の違いって何？
　③三方五湖は動物たちの楽園！

・三方五湖の楽しみ方
　①レインボーライン山頂公園
　②レイククルーズ

・三方五湖へはどうやって行くの？

三方五湖の自然

湖の歴史

三方五湖は、約2万年前には海岸から遠く離れた内陸にありました。約5千5百年前の縄文時代前期までは海面が現在よりも3～5ｍも高く、三方湖の面積は現在の約2倍もあったと考えられています。その後海面が下がり、土砂が運ばれ積もることで次第に５つの湖が形成されていきました。そして、江戸時代以降に行われた人工的な開削によって5つの湖が連結され、現在のような形になりました。三方五湖は「若狭なる三方の海の浜清みい往き還らひ見れど飽かぬかも」という季歌が万葉集に残されていることから、古の時代から四季折々の美しさをもつ湖として広く知られていたことがわかります。

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五湖の特徴

三方湖最大水深5.8ｍ、面積3.56㎢。五湖の中で最南端に位置する、唯一の完全淡水湖です。コイやフナ、エビ、ウナギなどが捕れます。

水月湖最大水深34m、面積4.15㎢。五湖の中で最も大きい湖で、海水と真水が半々に混ざった汽水湖です。低い丘陵や梅林などに囲まれており、緑豊かで穏やかな風景が広がっています。水月湖の湖底に堆積している7万年分の連続した「年縞」は、年代測定の「世界標準のものさし」として放射性炭素年代測定法に採用されました。

菅湖最大水深13m、面積0.91㎢。五湖の中で最も小さい湖で水月湖と同じ汽水湖です。冬の北西季節風の影響がない地形であるため水鳥が多く飛来することから、湖辺一帯は鳥類の禁猟区となっています。

久々子湖最大水深2.5m、面積1.39㎢。水月湖、菅湖と同じ汽水湖ですが、日本海と繋がっているため満潮時には日本海からの海水が逆流し塩水にもなります。海の魚が豊富でスズキやボラ、シジミなどが生息しています。

日向湖最大水深38.5m、面積0.92㎢。完全な塩水湖でタコやクロダイ、ボラ、イワシなどが捕れます。

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動物たちの楽園

三方五湖は、様々な魚が生息しているだけでなく、変化にとんだ地形と自然が広がっているため鳥たちにとっても非常にすみやすい環境となっており、毎年多くの渡り鳥が飛来します。特に菅湖の周辺全域は「特別鳥獣保護地区」に指定されており、冬には１万羽近くの水鳥がここで越冬し、それらを捕食するオジロワシの姿も見られます。このように、三方五湖は希少な生物や水鳥の重要な生息地であることから、2005年に国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されました（2022年4月現在）。

ラムサール条約とは？

ラムサール条約は湿地に関する条約で、正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。この条約が採択された地であるイランのラムサールにちなみ、一般的に「ラムサール条約」と呼ばれています。現在、172か国が条約締結国であり、世界で2400か所以上が登録湿地となっています。

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三方五湖の楽しみ方

レインボーライン山頂公園

美浜町・若狭町にまたがる11.24kmの有料道路「レインボーライン」を上り、さらにリフトやケーブルカーで上った先にある「レインボーライン山頂公園」。こちらは、三方五湖や若狭湾を360度の大パノラマで一望できる、夢のようなビュースポットになっています。足湯やソファーテラスなど、5つのテラスからの絶景を思い思いに楽しむことができます。カフェレストランもあるので、若狭牛やへしこなど福井の特産品を使ったメニューを是非味わってみてください。ほかにもバラ園、恋人の聖地の碑、五木の園、かわらけ投げ、和合神社など盛りだくさんの内容です。

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レイククルーズ

若狭町観光船レイククルーズは水月湖と菅湖を巡る約40分間のクルージングが楽しめる遊覧船です。船内で食事をしたり、オープンデッキでバードウォッチングを楽しんだりすることができます。

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三方五湖へのアクセスと詳細

三方五湖
【住所】福井県三方郡美浜町・三方上中郡若狭町
【時間】終日
【料金】無料
※湖の眺めを楽しむなら、三方五湖有料道路「レインボーライン」（通行料は普通車1060円～※2022年10月以降は通行料無料化の予定）や「レインボーライン山頂公園」（通行料+入園料が必要）からがおススメです
【交通アクセス】舞鶴若狭自動車道「若狭美浜IC」から車で約20分
【問い合わせ】
0770-32-0222（若狭美浜観光協会）
0770-45-9111（若狭町商工観光課）

レインボーライン山頂公園
【住所】福井県三方郡美浜町・三方上中郡若狭町
【電話】0770-45-2678（株式会社レインボーライン）
【営業時間】時季によって営業時間が異なるので、詳しくはホームページを参照
【休日】年中無休
【料金】入園料は大人（中学生以上）1000円、小人（小学生）500円、未就学児無料 ※リフト・ケーブル乗車料込み ※「レインボーライン山頂公園」に行くには、別途、三方五湖有料道路「レインボーライン」通行料が必要です（普通車1060円～）。2022年10月以降は通行料無料化の予定
【駐車場】200台
【HP】あり
【交通アクセス】※「レインボーライン山頂公園」は三方五湖有料道路「レインボーライン」上にあるので、美浜町側の「日向料金所」または若狭町側の「海山料金所」からお越しください
〇舞鶴若狭自動車道「若狭三方IC」から車で約20分（第一駐車場まで）
〇北陸自動車道「敦賀IC」から車で約40分（第一駐車場まで）

若狭町観光船レイククルーズ
【住所】福井県三方上中郡若狭町海山68-20
【電話】0770-47-1127 ※問い合わせ時間は8:30～17:00
【営業期間】3月～12月
【運航時間】「海山さん橋」発 9:00、10:30、12:00、13:30
【休日】12月中旬～2月末は休業、ほか荒天・点検日はお休み
【料金】大人（中学生以上）1200円、子供（3歳～小学生）600円
【定員】68人（出航最低人数：大人4名様以上）
【所要時間】一周約40分

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