YouTube Japanにも出演のかずえちゃん、「福井LGBTQ映画祭2021」で世界を知ろう。【11/21】

2021/11/15

福井出身のLGBTQを代表する、かずえちゃん。2016年にカミングアウトをしてYouTube配信を始め、今や9万人の登録者数を誇るYouTuberです。現在福井を拠点にして活動を続けていますが、YouTube Japanが進める「YouTube of 101のストーリー」に選ばれ、プロモーション動画にも登場することになりました。

かずえちゃんが周りと違うことを意識したのは小学生の頃。ただ周りに言うことは絶対にできないと、ずっと隠し通していたそうです。「高校のときに女の子と付き合えば治るんじゃないかと思ったんですが、やっぱり無理でした」。LGBTQの方たちは、いつもずっと周りに合わせることに苦悩を感じています。地方ではまだまだLGBTQに対して偏見を持っている人も多く、それは社会への生きづらさにもつながっています。



24歳のときにパートナーを家族に紹介し、そこで初めてカミングアウトします。「友達と紹介もできましたが、家族には嘘をつきたくなかったんです」。申し訳ない思いもあったそうですが、両親は「悪いことではないし、子どもが幸せならばいい」と認めてくれたことで人生が救われたそうです。

転機はワーキングホリデーでカナダに滞在したときのこと。ゼロから人間関係を構築できることから、初めて自分を隠さずに生きることができた地でした。「それにカナダでは同性婚も合法化されていて、社会がLGBTQを認めているんです」。そのままカナダに住んでもよかったのですが、同じ思いで苦しんでいる人の身近にいて認知を高める発信をしようと帰国してYouTubeを始めることになります。

20年に福井を拠点に生活を始めますが、人々の意識に変化が現われたと感じています。「18年に福井でイベントをしたときはLGBTQとLEDを間違える人もいたくらいです(笑)。今は仲良くしてくださる方もいて、まさか福井でカミングアウトして住めるとは思いませんでした」。

そのうちにリアルな声も届くようになったそうです。「世の中が変わっても子どもたちの境遇は変わっていないんです。だからこれからは子どもへのジェンダー教育をやっていきたいと思います」。いつの時代も偏見は大人が刷り込んでいくもの。子どもへの教育を通じて意識を変えていくことを考えています。




その一つとして「福井LGBTQ映画祭2021」も開催が決定しました。ちなみにLGBTQの方は人口の約10パーセントだそうです。これは左利きの人の人口に当てはまるくらいだとか。かつて左利きは差別されていたこともありましたが、今では当たり前になっています。LGBTQという言葉がなくなる日を目指し、かずえちゃんは今日もYouTubeを発信しています。

かずえちゃんのYouTubeチャンネル


福井LGBTQ映画祭2021
【会場】テアトルサンク
【日程】11月21日(日) 10:00〜
【料金】1000円







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#インタビュー#イベント#福井市内

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