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【暮らしを豊かにする私の巣づくり。】
2021/11/26
第1~3回の記事では『KURASIKU』のコンセプト、「カーテンmadomo(マドモ)」についてのお話をさせていただきましたが、今回は気軽に取り入れることができる、「目隠しmadomo(マドモ)」の便利な使い方をご紹介します。
目次
年末に向けて、そろそろ自宅の整理やお掃除をはじめる人も多くなるこの時期。物であふれた収納スペースは、整頓してもなかなかスッキリ解決できなくてお困りではありませんか?そこでおススメなのが、突っ張り棒を使った「目隠しカーテン」と「間仕切りカーテン」です。
今回はインテリアファブリックの専門家に、目隠しや間仕切りカーテンをする際の生地選びのコツや、コーディネートのポイントを教えてもらいました。お話を伺ったのは、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会認定、窓装飾プランナーでインテリアファブリックのコーディネーターである出口季代さん。顧客のニーズやライフスタイルに合わせて、窓まわりやインテリアのプランニングをされています。
\出口季代さんに伺いました/
――ボックスやカゴを使って収納スペースを整頓したのに、気付くとまたごちゃついている…。なぜ維持するのが難しいのですか?
出口さん「収納ボックスやかごを使った整理術は、整理した当初は劇的にすっきりするのですが、ボックスから物を出したり、しまったりするひと手間が意外に面倒なのと、ラベルを張らないと収納物が分からず、さっと取り出せないといった課題があります。そこでおススメしたいのが、目隠し&間仕切りカーテンを使った整理術です。特に自然素材100%の布は、どんな住まいにも馴染みやすいので、気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか?」
1位…シューズクローク/シューズクローゼット/玄関の収納棚
2位…クローゼット
3位…洗面所・ランドリールーム
4位…パントリー/物置き
番外編…階段のぼり口
1位 目隠し&間仕切りカーテンをしたい収納場所「シューズクローク」
シューズクロークは来客用と家族用に分けることで、靴で散らかりがちな玄関を常にきれいに保つことができるのが魅力です。壁一面に収納棚を設置することで、多くの靴を収納することができます。
出口さん「最近はシューズクロークのあるご家庭が増えています。とても便利なのですが、実際に住んでみると、シューズクロークに収納しておきたいものがどんどん増えるうえ、手が届きにくい棚の上のほうを有効に使えず、棚の下にばかり物があふれかえってしまう…という方も多いんです。傘などの雨具、スケートボード、自転車にベビーカー、砂あそびセットやサッカーボールなどの遊び用おもちゃ、さらには玄関用のお掃除道具から雪の降る地域では雪かき用スコップまで。写真のように家族が増えればその分日用品も増えていくばかりです。おススメしたいのが、そこで突っ張り棒と目隠し&間仕切りカーテンです」
――シューズクロークに目隠し&間仕切りカーテンをする場合の生地選びのコツはありますか?
出口さん「玄関は光が入りにくい場所で暗くなりがちです。重い印象の厚い生地でなく、透け感のある明るい色の生地を選ぶのがいいですね。透け感たっぷりのリネンカーテンは、見えるようで見えず、玄関を狭く感じさせません。また、コットンカーテンでも明るいカラーの生地をチョイスすれば、暗いイメージをほっこり温かな雰囲気へと変えてくれます」
2位 目隠し&間仕切りカーテンをしたい収納場所「クローゼット」
クローゼットといえば、折れ戸や引き戸、開き戸などの扉がついているイメージですが、最近ではあえて扉を付けないという選択肢もあります。扉のないクローゼットは「衣類の出し入れがスムーズに行なえる」「部屋の一部として使用できる」といったメリットがある一方で、「見た目がごちゃごちゃする」「衣類にホコリが付く」というデメリットも。
出口さん「新築を計画する際に、予算の都合で真っ先に削られる場所が、実は寝室や子ども部屋。初めは必要なものだと考えていても、家族以外の人に見られることが少ないという理由で、削るご家庭も。特にクローゼットの扉を仕方なくあきらめた…という方が意外に多いんです。子どもが成長するまでは、子ども部屋が物置きになるというケースも多く、この場合、クローゼットの扉を省略しよう… とか、窓のカーテンも取り急ぎ白のレースだけかけておこう…とか、「削る」というよりも「あとでそろえていく」という考え方が多いそうです。でも、お部屋って使用しないと湿っぽくなったりして、いざ使おうと思った時のリペアが大変なんです。その様な状態になりにくく、少しおしゃれにする為に、調湿性に優れ、かつ天然繊維の中で最も丈夫なリネンの間仕切りカーテンを使ってみるのがおススメです。」
――クローゼットに目隠し&間仕切りカーテンをする際に気を付けたいことは?
出口さん「クローゼットの間口が広い場合や、お子様の部屋の場合は、突っ張り棒だと強く引っ張れば落ちる危険性があります。壁に穴をあけることになりますが、カーテンレールを付けて掛けることをおすすめします。カーテンレールを付ければ、カーテンの開閉もスムーズになるので安心です」
3位 目隠し&間仕切りカーテンをしたい収納場所「洗面所・ランドリールーム」
家事導線がしっかり考えられた家は、オープンな間取りが主流ですが、住み始めるとリビングから丸見えになってしまう洗面所やランドリールームが気になるという方も多いようです。やはりトイレや洗面所などの水まわりは、雰囲気だけでもリビングと仕切っておきたいというと思う人が多いのかもしれません。
――洗面所&ランドリールームの目隠し&間仕切りカーテンのポイントは?
出口さん「どれだけ見えないようにしたいかを、事前にしっかり決めておくことです。特にランドリールームは日当たりのいい方角に設計してあることが多く、ランドリールームからの光でキッチンが明るく保たれているというお宅も多いんです。キッチンが暗くならなくて、でも干した洗濯物が見えない、というのが理想ですね」
――おすすめの生地はありますか?
出口さん「”何を干してあるか分からなければいい”という方は、薄いガーゼのようなリネンカーテンでも問題ありませんが、”洗濯物のシルエットすら分からないようにしたい”という方には、少し目のつまった薄地を選ぶとよいかと思います。気になる方は、カーテンの色を真っ白でなく少し色味のわかる生地を選ぶと、洗濯物の色もわからなくなるのでおすすめです」
4位 目隠し&間仕切りカーテンをしたい収納場所「パントリー/物置き」
パントリーはキッチンアイテムの収納スペースです。限定した季節やシーンでしか使用しない鍋や器、紙コップや割りばしなどのパーティーカトラリ、水筒や弁当箱等のアウトドアカトラリなど、キッチン棚には収納しきれないキッチンアイテムを収納している方が多いのではないでしょうか。こちらもスムーズな家事導線を考えて、キッチンのすぐ脇に設計されることが多いのですが、間取りに扉をつけるスペースを確保できない方もいて、目隠し&間仕切りカーテンのニーズが高いのだそうです。
――パントリーの目隠し&間仕切りカーテンを選ぶ時のポイントはありますか?
出口さん「キッチンスペースとパントリーは一体化していることが多いため、できるだけ狭く感じないように、目隠し&間仕切りカーテンの生地は薄く、丈はのれんのような感覚で、短めにすることがポイントです」
番外編 目隠し&間仕切りカーテンをしたい場所「階段のぼり口」
収納スペースではないものの、目隠しや間仕切りカーテンの需要が高い場所があります。それが「階段のぼり口」。冬、2階から冷たい空気が降りてきて、1階リビングがなかなか暖まらない。夏は逆に、暑い空気が降りてきて、リビングが冷えない。そんな悩みをもつ方が、冬、手軽にできる暖房対策(防寒対策)として、目隠し&間仕切りカーテンを使うのだそうです。
――冷暖房効率を上げるための目隠し&間仕切りカーテンでおすすめの生地を教えてください。
出口さん「空気をできるだけシャットアウトするために、生地は厚めに、丈は長めのものを選びましょう。でも気を付けたい点がひとつ。厚く丈の長い生地は重いため、突っ張り棒が落ちる危険性のないよう工夫が必要になります」
――突っ張り棒が落ちないようにするにはどうしたらよいですか?
出口さん「突っ張り棒は長く伸ばすほどパイプの重なりが減るので耐荷重が小さくなります。ですので、必ず取り付ける場所の幅を測ってから突っ張り棒を選んでください。また、設置は平らな面を選び、設置前にホコリや汚れは拭き取るのも基本です。比較的太くて、耐久重量が高いものを選ぶといいでしょう」
いかがでしたか?ズボラなあなたでも家じゅうの収納スペースをすっきり解決してくれる
目隠しカーテンや間仕切りカーテン。
今年の大掃除こそ、使い勝手がよく、見た目もキレイな収納スペースを作ってくださいね。
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