月刊ウララ12月号『What’s Hot?』より。今、気になる場所・ヒトの一部をお見せします!

2021/12/15

時代の価値観が変わるときの結婚式は、
本質に戻るような、地域の絆を作る式。


ANNIVERSARY-
EXPRESS

移動型結婚式

時代の価値観が変わるのは、時代に大きな変革が起きたとき。まさしくその中に私たちはいて、あらゆる物事を見つめ直す時間をもらっているかのよう。その一つ、結婚式は「人が集まるから」、「お金がかかるから」と敬遠されてきている。しかし人生の一大イベントであることは心の奥ではわかっている。だからその中でもできる“移動型結婚式”に辿り着いた。




手がける道官貴子さんは、ウェディングプランナーを天職と捉え、学びたいときは自腹を切ってでも学び、やがて現場を離れて“人を育てる”ためにコンサルティングの仕事に就いた。

が、自分が天職だと感じる“現場”への魅力は断ちがたかった。「二人のストーリーや家族のストーリーは聞いていて毎回胸がいっぱいになります。その思いを形にするほどの幸福感はありません」。1日すべてを式にしたいとの思いがこの形を作った。

“集まれないなら会いに行く”と、家族に、地域の人に会いに行き、思い出の場所で撮影をして、お気に入りのカフェでパーティーと、結婚式を自由に、二人の思いを形にして、朝から夜までを“結婚式の日”にする取組みをしている

写真やフィルムで見る昔の結婚式は、新婦が新郎の集落に入り、家に入っていくところを映し出している。集落の人々に祝福され、愛されて新婦は新郎の家の、そして集落の一員となっていった。まるでこの結婚式は時代を超え、形を変えて行なっているような感覚。もしかすると結婚のあり方の本質に戻っているのかもしれない。

Trunk.WEDDING
【HP】あり

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#エンタメ#人物#月刊ウララ

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