【長坂真護のMAGO NOTE】

長坂真護のMAGO NOTE|『冒険の始まり、第二章の始まり。』

2021/12/19

COCREATION=共創力の社会への転換、競争の無い社会を!と昨今叫ばれていますが、やはり私たちは人間です。コラム100回記念!とか、野球のリーグで優勝!とか、ある一定の域に達した状態を称したがることは間違いありません。僕はただ単に競争力を下げるのではなく、平和的観点を持って生産性を担保した生き方を提案し続けています。といっても僕は環境活動家でもないし、社会活動家でもないし、暴利を貪る会社経営者でもありません。持続可能な競争原理的資本主義=サスティナブルキャピタリズムという概念を生み出したのです。

2017年当時、僕みたいな無名の路上の画家が声高に社会性の色が濃い概念思想を唱えても、何が変わるのか見当もつきませんでしたが、この数年で驚くほどその色は、現代のキャンバスに着色しはじめました。

ゴミを貼って描いたアートは今の社会の次を捉え、クラウドファンディングでは3000万円以上を集めました。この1年で5回の大型展覧会が開催され、今春の新宿伊勢丹では近年歴代一位の売り上げ記録、先月の日本橋三越でも新宿伊勢丹を遥かに超える売り上げを達成できました。『MAGO GALLERY』も国内外で10店舗オープンし、2年で10億円のアートを売ってきたことになります。今年は400点を超える絵を多くの方が買ってくれました。売れた分だけゴミが直接的に減るのです。 

ひと昔前は、10億円突破もただの数字的自慢で終わっていましたが、今はこの売り上げを元手に、ガーナに工場を作り、農業を新規事業として行なっていきます。また、以前ハリウッドスタッフと共に制作した映画は、先月の『NEW PORT BEACH FILM FESTA』で、最優秀環境ドキュメンタリー賞を受賞しました!

僕は理想に近いサスティナブルキャピタリズムの理念を実践してきました。一生懸命絵を描き続け、この数年で約1000点を販売してきました。この利益を持って彼らの工場を作る計画の第一弾の工場作りに挑みます!このコラムが掲載されている頃、僕はガーナにいます。2年ぶりのガーナです、第二章の始まりです!101回目からの冒険も応援よろしくお願いします!

美術家 長坂真護
MAGO CREATION(株)代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
公式HP Instagram



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#コラム#アート#連載

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