福井出身のloundrawさん初監督映画作品『サマーゴースト』は、人生に悩むあなたに届ける物語。

2021/12/22

新進気鋭のイラストレーターloundrawさんが生み出した、初監督映画作品『サマーゴースト』が福井でも上映され、舞台挨拶が行なわれました。

loundrawさんは福井出身。大学を卒業後、イラストレーターとして上京し、数々の小説や商品のイラストを手掛けていきます。誰もが知っているであろう『君の膵臓を食べたい』の表紙イラストはloundrawさんが制作しました。ゲラをもらったときがちょうど福井に帰省していた頃。桜を描きたいと思っていたときに足羽川の風景を写真に収め、描いたそうです。

今回の『サマーゴースト』を制作する中で、イラストレーターがアニメーションを作ることは、一人ではなく多くのスタッフと作り上げることであり、一人で完璧を求めるよりもチームのベストを追及するように意識が変わっていったと言います。
原案もloundrawさんで、それを脚本化したのが安達寛高(乙一)さんなのですが、安達さんが文字に起こし、それを読んだloundrawさんが同時並行でビデオコンテを制作。さらに安達さんがその映像を見て文字を調整する……といったように、脚本は編まれていきました。



作品は、ネットを通じて知り合った3人の高校生が、夏の間、花火をするとその姿を現す、都市伝説として噂される若い女性の幽霊「サマーゴースト」に会いに行くという、ひと夏の出会いを描いた短編アニメーションです。

「この映画で伝えたかったのは、人生に悩んでいても、あとちょっとだけ顔を上げてみて、という思いです。そこにはあきらめないで欲しいという意味を込めています。ぜひ劇場でご覧いただきたいと思います」。

光と色使いが独特で美しいこの作品はテアトルサンクにて上映中。本編は40分。特別興行で一般1,300円・高校生以下1,000円となっています。


サマーゴースト公式HPはこちら


テアトルサンク
【住所】福井県福井市中央1丁目8−1
【HP】あり







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#人物#インタビュー#エンタメ#福井市内

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