【福井ラーメン探検隊】

『酔虎 夢』の「猪味噌ラーメン」。福井のラーメン調査・第33杯

2021/12/31

猪味噌ラーメン 800円

2021年の暮れ、今年最後のラーメンを味わいに我々が訪れたのは、池田町の里地にある農家民宿『酔虎 夢』。1日1組限定で宿泊できる宿であり、池田町で獲れた猪や鹿といったジビエや山菜なども使用した創作和食を楽しめる店でもある。



そして今回、コチラで味わうのがハンターの店主自らが池田町で獲ったシシ肉を使用する「猪味噌ラーメン」だ。
通年でも味わえるメニューだが、狩猟は11月~3月に行なわれため、今がジビエシーズン真っ只中。だから食べるなら……、

「今でしょ!!」

「店主自ら下処理を丁寧に施すからシシ肉が旨い」

猪の部位などでとったダシに、赤味噌と白味噌をブレンドしたスープにはもやし、ネギ、メンマ、煮卵、そしてシシ肉のソテーをトッピング。

ジビエ料理は“旨いが濃い”というイメージだが、このラーメンのスープは実にサッパリとしていて驚き! シシ肉が主張し過ぎず、ほどよく旨みを醸しながら、甘めな味噌と絶妙に調和しているのだ。





店主はハンターであるとともに、食肉処理施設の許可も得ているからシシ肉の下処理も丁寧。だからこそジビエならではの臭みはなくなり、シシ肉は旨みだけが残るのだ。 シンプルに塩で焼いただけというのが信じられないほど、シシ肉のソテーは肉汁たっぷりで旨い。

麺は富山県高岡市にある『シクヤ製麺』の特注麺を使用。軽めにウェーブのかかった中太ちぢれ麺は、ツルツルでスープとの絡みも抜群だ。



スキッとした味噌のスープや滑らかで喉ごしが良い麺……、良い意味でジビエ料理の概念を覆すほどの食べやすさで、ついついスープは最後の一滴まで飲み干してしまうこと請け合いだ。

「囲炉裏とラーメンでカラダの芯から温まる」

今回調査したのは『酔虎 夢』のジビエ料理「猪味噌ラーメン」。店主自らが猪を獲り、肉の下処理まで丁寧に行なうから、臭みがなくシシ肉の滋味深い味わいが堪能できる。

そして、店内中央には囲炉裏があり、古き良き日本の風情を感じながら楽しめるのがオツで、火を前にしてラーメンをすすると非常にカラダが温まる。

なお、旨さにハマッたファンの要望に応え、もともと冬季限定メニューだった「猪味噌ラーメン」は、約5年前から通年で提供されるようになったとか。 夏季ならテラス席で池田町の緑豊かな自然を満喫しながら味わうのもおススメだ。

探検隊レポート

スープの濃さ:あっさり   
麺の種類  :中太ちぢれ麺
ボリューム :普通



酔虎(すいこ) (ゆめ)
【住所】福井県今立郡池田町土合皿尾4-5-9
【電話】090-9768-5300
【時間】11:00~15:00(※料理の注文は要予約)
【休日】土・日曜、祝日のみ営業 ※夜や平日は事前予約で営業
【座席】20席
【駐車】13台
【HP】あり
【SNS】Facebook Instagram

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#グルメ#丹南#連載

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