【暮らしを豊かにする私の巣づくり。】

開運! 新しい年の始まりに、「風水」を取り入れた住まいづくりを。

2022/01/03

新しい年の始まりは、新しく物事をスタートさせるには最適な時期。気持ちをしゃきっと切り替えて自宅の模様替えをしてみるのもおすすめです。

【KURASIKUのおはなし】今回は、インテリアとも関わりの深い「風水」を意識した住まいづくりについてご紹介します。


今回、お話を伺ったのは福井県在住の風水建築プランナー畠中傅志さんです。

畠中傅志(はたけなかでんし)

風水建築プランナー
デザイン住宅プランナー
四柱推命鑑定士
YouTube「風水建築ラボ チャンネル」では風水建築プランナーDENとして風水関連の動画を配信中。

実は違う!? 風水からみる運気の上がる色・方位

-ーそもそも風水とはどのようなものなのでしょうか?

畠中さん(以下、畠中):「古代中国から伝承されている、人間の周辺環境に関する学問です。地理や建築、環境心理を、東洋哲学の原理である「八卦」や「陰陽五行説」などの「神秘学」の法則に則って読み解きます。人生や暮らしそのものを豊かに導いていく知恵でもありますよ」

-ー風水では方角と色によって、上がる運気がそれぞれ異なると聞きました。簡単に教えてください。

畠中:「世の中には決まった方角に特定の色のアイテムを配置すれば運気が上がるような事が、あたかも定説のようになっていますが、それは大きな間違いです。建物の向(正面)と坐山(背面)の方位と、建築時期によって、その住宅やお部屋によってそれぞれ運気を上げる色は全て違うのです」


住宅で注目したい風水ポイント

-ーそれでは、住宅内で特に気を付ける部分はありますか。まずは“ここ”という場所と、運気を上げるアドバイスを教えてください。

畠中:「とりわけ金運に関わる玄関と、健康運に関わる寝室は重要ですね。また、いつも美しく整えておきたいパントリーやクローゼットなどの収納スペースは、人間関係とリンクするので、注意しておくとよいでしょう」

では、それぞれの間取りから運気を上げるポイントをお聞きしてみましょう。


運気を上げる風水ポイント「玄関」

畠中:「まずは玄関。玄関は気の主な出入口にあたります。良い気も悪い気も入ってきますが、家の中を流れている良い気「宅気」を内側に留めておくという意味では、入って真正面は壁面となっていることが好ましいです。それから、玄関は常に光が入り、明るく保たれた状態がよいですね。光は蛍光灯などでも構いませんが、自然光の方がベターです。玄関は「財運・金運・収入」をつかさどる重要な場所となりますので、金運を上げたい、という方はまずはここに注目してみてください。また、風水では、玄関を配置するのに適した方角がありますが、周辺環境なども影響するので1軒ごとに変わってきます」

玄関の正面が壁面ではなく、廊下が続いていたり、扉があったとしても、換気面などで開けたままになってしまうお宅もありますよね。

そのような場合は、目隠し用のカーテンを取り入れてみましょう。突っ張り棒を使って取り付ければ、ゆるやかに視線を遮る壁面の役割を担ってくれます。


運気を上げる風水ポイント「寝室」

畠中:「次に寝室ですが、こちらは「健康・人間関係・権威」をつかさどる、とても重要な場所です。特に大切な点が、家の中で最も長時間過ごす、ベッドや布団などの寝具を配置する方角です。扉周りは気の動きが激しくなるので、ベッドヘッド(枕・頭の方)はなるべく壁面になるほうが好ましいです。

しかし間取りによっては、ベッドヘッドが窓になることも多いですよね。その場合はカーテンが壁の役割をしてくれるので、就寝中はしっかりと閉めましょう。外の光が漏れてこないような厚みのあるカーテンを選ぶとよいと思います」

中厚の生地を2枚掛けると遮光性がアップ。日中は1枚で十分光を採りこんでくれる
(手前)「デニムネイビー」(奥)「アンクルネイビー」

比較的薄い生地のカーテンの場合は、同じ厚さの生地を2枚重ねてコーディネートしたり、比較的厚地のものを選んだりしてカバーしましょう。また、寝室のカーテンは閉めたまま、という方も多いのではないでしょうか。これも風水の観点ではあまりよくないそうです。

畠中:「夜寝る際に閉め、起きたら開けるという習慣を身につけましょう。明暗をしっかりつけることが健康運アップにつながりますよ」


運気を上げる風水ポイント「パントリー/クローゼット/収納部屋」

畠中:「キッチン付近のパントリー。扉がついているものはよいですが、棚状で、内部がキッチンから丸見えとなっているものは好ましくありません」

パントリーはキッチンのそばにあることが多いですが、整頓してもいつの間にか散らかってしまう場所でもありますよね。そんな時はカーテンで目隠しするのも選択肢のひとつです。とはいってもカーテンをかけることで圧迫感を感じたり、キッチンが暗くなったりしてしまうのは逆効果。リネンのような薄く透け感たっぷりの生地を選びましょう。

畠中:「収納部屋もパントリー同様、扉がついているものはよいですが、そうでない場合はしっかりと整頓するか見えないような工夫を施しましょう。扉つきのクローゼットなども、毎日使うからという理由で、開けたままの方も多いのではないでしょうか。そちらも好ましくはないので、扉を閉める、もしくは隠すということを心掛けて下さい。散らかっていたり、ゴミが落ちているような状態の場合、自分や家族、社内や学校等で人間関係に問題が出やすくなりますよ」

子どもでも開閉しやすいレールを付けてカーテンを取り付け。
(目隠しmadomo 4180円〜)

扉がないクローゼットも同様に、目隠しするカーテンが活躍します。ゲストの目に触れる場所ではないものの、インテリアに合った布を選びましょう。また、ウォークインの場合は、人の出入りが多いので、思い切って天井にレールを付けると使いやすくなります。

-ー運気をあげるために気軽に取り入れられる効果的な風水アイテムはありますか?

畠中:「風水アイテムと聞くと、実際の暮らしとはそこまで密接な関係ではないにもかかわらず、運気が上がるという理由でオブジェや置物などを選ぶ方も多いと思います。ですがもっと身近なところで、効果的な風水アイテムがあります。「カーテン」は住まいには必要不可欠なもので、なおかつある程度の面積があるので空間に与える影響が大きい存在でもあります。陰陽五行の法則に則ってカーテンの色やデザインを選択することが、運気アップの近道になると思います。
例えば、お子さんの部屋が陰陽五行の「火の五行」に適している場合、ピンクのカーテンや、太陽のデザインがプリントされたものを選択することで、お子さんの健康促進や学力向上に繋がったりすることもあります。もちろん、「木の五行」に適している場合は、緑のカーテンや、植物のデザインがプリントされたものを選択すると良いですね。どの五行に適しているかは、その家の条件によって大きく異なってくるので、その部分は鑑定が必要です」

子どもに安心感を与える、ピンクのアクセントウォールとピンクベージュのリネンカーテン

-ー日本海側では雪も降り、曇天が続くと思います。太平洋側とは異なるこの気候が、風水に関係することはありますか。

畠中:「福井県は他県と比較して年間の湿度が高い地域です。乾燥しやすい冬でも雪の影響で湿気が多くなりますよね。「風水に良い環境=人が健康に生活できる環境」ですので、風水の効果を上げるという意味では、湿気の出入り口である、窓やカーテンの素材を工夫して、日光を取り入れつつも湿気をコントールできるよう工夫してみましょう」

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いかがでしたか? 新年の始まりに、風水を活かした模様替えをぜひ楽しんでみてくださいね。



畠中傅志(はたけなか でんし)
福井県出身。建築学科を卒業後、大手建設会社にて現場管理を担当。地元福井に戻り、株式会社はたけなか工務店代表取締役に就任。その後、正統古典風水・四柱推命等の東洋哲学に魅了され研究を開始。世界最難関とされるiFSA国際風水協会認定 ディプロマ試験(盧恆立老師立会)に合格。現在、風水建築ラボを設立し、風水鑑定、風水を活用した建築設計を行なう。YouTube「風水建築ラボ チャンネル」では風水建築プランナーDENとして風水関連の動画を配信中。
公式HP
運気が上がる色や方位をしっかりと確かめたいという方は、一度畠中さんに相談してみては。


KURASIKU(クラシク)
【住所】福井県福井市羽水1-611 カーテンのカズマ内
【電話】0776-97-9066
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