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【長坂真護のMAGO NOTE】
2022/01/19
僕は人生でこれほど影響を与えたものは、これ以外考えられません。彼らとの出会いが、僕を画家としても、一人の人間としても強くしてくれました。
それはとてもシンプルに、世の中の矛盾を感じ、彼らを切に助けたいと思った行動でした。そんな行動がみんなの気持ちを動かし、世界中にギャラリーがオープンし、日本でもたくさんの方々がスラムの廃材から生まれた僕のアートをコレクションしてもいただきました。現に地元・福井にもギャラリーがオープンし、アフリカ・ガーナで活動を頑張る瞬間も僕の代わりに一人の画家の挑戦を応援してくれています、福井の皆様も僕の絵をご自宅に飾ってくださっている方がいらっしゃると思うと、本当に皆さんの応援が僕をガーナへさらに突き動かしてくれている、そんな気がして仕方ありません。コロナの影響でこの2年このガーナへ行くことができませんでした。それでも僕はこの2年間、彼らのことを忘れたことは1日もありません、彼らに夢中になり、描いた絵画は1000点に上りました。
先進国のみんなの応援を持って、僕は今一人2年ぶりのガーナへ来ています。先ほど日本側のみんなも僕の熱い応援があったと言いましたが、アグボグブロシーのみんなは僕のことを覚えてくれていました。一人ではありません、大勢のみんなが僕のことを覚えてくれていました。久々にこの街を訪れたときも大変不安でしたが、それはみんなの笑顔で打ち消されました。僕も彼らもこの地球に存在していて、繋がっているのだと強く感じました。
今年、ガーナ政府に壊されてしまった、アグボグブロシーの僕の美術館。何十点もの絵を飾っていましたが、すべて粉々に破壊されてしまいました。それでも、唯一残ったアートがありました。それは月の塔です。この塔だけは、政府も壊さなかったのです、理由はわかりません。ただ今日もここで平和の光を灯し、みんなを見守っているように見えます。確かに僕はこの土地に帰って来た。これは夢じゃないぞ。この2年間、僕ができなかった恩返しをここで叶えていきます。このスラムにリサイクル工場を作るこの一直線の変わらぬ情熱をこのスラム、アグボグブロシーに注ぎ込みます!
冒険の再開、これからも皆様応援してください!
美術家 長坂真護
MAGO CREATION㈱代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
公式HP Instagram
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