【メトロの灯】

韓国映画『ユンヒへ』が何もかも美しかった! 出演した福井出身の俳優・中村優子さんインタビュー|メトロの灯

2022/02/07

福井市のメトロ劇場にて公開中の韓国映画『ユンヒへ』。韓国の女性と日韓ハーフの女性によるピュアすぎる恋愛映画なのですが、もう美しすぎて泣けます。何が美しいって、もちろん二人の美貌もそうなんですが、手紙だけ、言葉だけ、それだけでクライマックスに盛り上げていく演出とストーリーテリングに、韓国映画の素晴らしさを感じました。

上映初日に舞台挨拶で訪れましたが、「東京でも福井でも、初日に雪が降って。まるで祝福されているような気持になりました。観客席には懐かしい顔があって、私にとって親密な映画を親密な人たちと一緒に鑑賞できるなんて、感謝しかありません」。 “親密な映画”と語るように、主人公の友人役・ジュンを演じた福井出身の俳優・中村優子さんは、このお話をいただいたとき、脚本に一目ぼれをしてどうしてもやりたいとメールまで送ったそうです。「彼女たちの愛が、いかに自然なものであるかを感じましたし、その脚本に共感して心奪われました」。登場人物にもっとのめり込もうと、劇中で愛し合っていた時代の彼女はどんな感じだったのか、相手役キム・ヒエさんの高校時代の写真まで取り寄せてもらって役作りに没頭したそうです。







今でこそジェンダーレスで自由な恋愛も少しずつ認知され始めていますが、この役どころでは1980年代の頃になるので、韓国社会ではそうした恋愛の存在さえ許さなかったとか。役どころでも韓国と、日韓ハーフの人種的隔絶、韓国と日本という距離的隔絶など、「二人を取り巻く何重もの隔絶があるのです。それでも消せなかった二人の愛情がどれほど激しかったのか、脚本の中にも表れています」。とはいっても、激情的な表現ではありません。むしろそれが逆に二人の愛情のすさまじさを感じさせます。

『ユンヒへ』はとても静かな映画です。小樽の雪景色の美しさを見せています。言葉も丁寧な日本語を使っています。でも、熱さしか感じません。そしてずっと心の中に澱のようにその熱がたまり続けている感覚です。儚くて美しくて、そして切なくて、でも前を向いていける映画『ユンヒへ』、きっと「あぁ、いい映画を観た」って思うはずです。


『ユンヒへ』
公式HP
メトロ劇場にて
2月6日~11日 12:50~、
2月12日~18日 21:10~上映




メトロ劇場
【住所】福井県福井市順化1-2-14
【電話】0776-22-1772
【HP】あり
【SNS】Twitter(メトロ劇場) Twitter(メトロ劇場 支配人)



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#人物#インタビュー#連載#福井市内

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