【KNOW!U-PROJECT】
2022/02/23
もっと農村を楽しもう! 農村とツーリストの架け橋役となる「農遊コンシェルジュ」。旅行者が農村を遊んで、回遊するためにアテンドしてくれるスペシャリストが誕生しました。今回はシリーズで「農遊コンシェルジュ」にインタビュー。参加のきっかけや感想、これらからのことをお聞きしていきます! さぁ、福井を楽しむための情報をゲットするため、「農遊コンシェルジュ」に会いにいきましょう。
福井市からあわら市を結ぶ広域県道沿いの『道の駅さかい』に併設している坂井地域交流センター『いねす』は、農家で生産された新鮮な野菜の直売所をはじめ、観光情報ロビーなどがあり、農業を中心とした町おこしの拠点となっています。2021年春の時点で135人(仕入れ先約60社)が農作物や加工品を納入。地元坂井地区の新鮮な野菜や果物、お惣菜などが並びます。
店長である釣部さんは、農遊コンシェルジュの定義や役割に興味を持ち、利用者の方々に今までと違った視点から情報提供ができるようになることを目指して今回の農遊コンシェルジュ講座に参加しました。
「同じ地域の中で長く農業を営んでいる方や新規就農された方など、年齢や性別を問わず、現在の坂井地区の農業を支えている人たちと交流できたことは良い経験になりました。いねす市でも坂井市をはじめとする農産物や加工品を取り扱っていますが、圃場や加工場の中までは知らなかったので。今回知っているようで知らなかった、普段目にできない現場を見られたことは新しい発見でした。農産物直売所(いねす市)や道の駅さかいの利用者、来館者との会話の中で、知ることができた旬のローカル情報を訪れる人たちに伝えていきたいですね」と話してくれました。
また、釣部さんは生まれも育ちも坂井町ということで、坂井平野のほぼ中央に位置する地元の良さを多くの人に知ってもらいたいと考えています。「四季ごとに変わる風景や自然の匂い、美しい色彩などを肌で感じてもらいたいですね」。
米村さんはSNS担当として、毎日地元の魅力を見つけ、多くの人に伝えるべく発信を行なっています。店長の釣部さん同様、坂井町育ち。自宅もご近所で地元愛が強いのだと言います。
「自分を育ててくれた坂井町は“何もないことが魅力”で、そういう町だからこそのユニークさがあると思っています。自分たちが楽しめる施設や全国を相手にするようなポテンシャルを持った施設などもあるのですが、長く住んでいる地元ですらほとんど知らないということに気付きました。もっと坂井市を知り、いろいろな場所を見てみたいと思い、農遊コンシェルジュ講座に参加しました。今回の講座をきっかけに、こんなに近くにあるのに知らなかった場所に行くことでき、説明もお聞きできて良かったです。これを機に、いろいろな場所に積極的に訪れてみようという気持ちになりました」。
坂井地域交流センター『いねす』のことや地域の魅力を多くの人に知ってもらうために、常に情報を探す米村さんにとって有意義な講座だったようで、今後はFacebookで1日1件の情報発信を目標に動いていきたいと意気込みます。また、近い将来は坂井市の食材を用いたお料理動画の配信も目指していくそうです。
坂井地域交流センターいねす/道の駅さかい
【住所】福井県坂井市坂井町蔵垣内34-14-11
【電話】 0776-72-7600
【HP】あり
【SNS】Facebook Instagram
日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!