川上なな実のYellTalk｜はじめまして川上なな実です。

はじめまして福井県出身の川上なな実です。

10代まで福井で住んで20代から東京に移住し、今まで10年間東京でAV女優業と浅草ロック座でのストリッパー業、恵比寿マスカッツというアイドルユニットでの活動、そして俳優業を自分で言うのもなんですがマルチに行なってきました。

その10年の節目として今年2022年3月よりAV女優とストリッパーを引退して俳優業に専念する事を決断しました。

あ、恵比寿マスカッツとしてはまだ活動中ですw

そんな今まで私が見てきた面白い世界の話やこれからの日本や海外での映画業界のお話など日々ウララで書いていけたらいいなと考えてます。

なんか、地元福井県民の方に見てもらってると思うとなんだか緊張とワクワクでどういうテンションで書いたらいいか迷いますが

いやいや、いつもの私の悪い癖カッコつけないようにありのままの言葉で書いていこうと思いますので皆様ぜひ今後ともお付き合いください。

個人的なリアルタイムな話をしたいなと思うのですが

ちょうど浅草ロック座で先月の2月に私のストリッパー業としての引退興行がありました。

浅草ロック座には言葉では伝えきれない生命力を実感できるエンターテイメントが存在するんですが引退興行というのも相まって毎日1日4公演行い最終日の108公演目のお客さんとの一体感は一生忘れられない高揚感、幸福感を感じました。

今回の引退興行は「愛あればこそ」というタイトルで”愛”をテーマにした公演というのもあり初日から私は”愛”について考えて自分としての”愛”を表現して踊ろうと思っていたのですが…

”愛”ってなんだ？

いざ、”愛”を表現するにも抽象的すぎて”愛”を探すところから公演が始まりました。

模索しました。

自分が苦しくなるまで考え込みました。

するとお客さんからの手紙が届いて『最後だから楽しんでね』と気を使ったメッセージがありました。

日本のストリップというものはナマモノでお客さんに嘘つけないエンタメなんです。

その日の踊り子の体調や精神状態隠そうとしても隠そうとしていることすら見えてしまう。

劇場の常連さんは特に目が肥えていてその踊り子の生き様を見に劇場へ来ているようなそんな感覚だと思います。

だからこそ私が引退興行で自分にプレッシャーをかけすぎて、自分を責めすぎていたことへの肩の荷を下ろそうと手紙をくれたり、ステージからお客さんを見てみると優しい笑顔で手を振って元気つけてくれたりして…

今までいくつものプレッシャーを乗り越えて私は無敵モードに入っていたと勝手に思っていたのに最後の引退興行でこんな現象を体感して、また１からスタートしたような気持ちになりお客さんの背中を押す気持ちをしっかり信頼して私はこの空間に感謝しようと思えました。

そして何よりこのステージで「自分を愛することから始めてみよう」と決意して、自分の体をさすってみたり、たくさん踊った自分の足や体を抱きしめてあげたりとお客さんが見ているステージ上で自分の心に素直になり踊ってみました。

「これが今の私です」と、生き様を魅せる様に。

時には「これが今の私の限界です」と、負けず嫌いな私をお客さんは受け止めてくれると信じて歌い踊る。

108公演、私の引退興行だからこそお客さんに甘えてというか、お客さんと作り上げた「愛あればこそ」公演になりました。

これを見て劇場に行ってみたいなと思った方大歓迎です！

あ、でも未成年お断りなので気をつけてねw

あとはこの引退興行の模様を川上なな実ドキュメンタリー映画「裸を脱いだ私」（未だ撮影中）でおさめました！

予定では年内に海外映画祭出品して来年2023年には日本の劇場公開も予定しています。

なんてったって映画製作は私たちで手作りで行ってますので今後映画製作への挑戦に関してもお話しできたら嬉しいな。

宣伝の様な流れになってしまいましたが

”愛”について

初回からそんなお話ができて個人的に良かったです。

これからも視聴者のみなさんと異世界なものを見てきたかもしれない私ですがそんな中でも心から共感、共有出来る。

そんな話題であればいいなと願っています。

川上なな実（@nanamikawakami）
福井県生まれ。AV女優業のほか、アイドルユニット・恵比寿マスカッツやストリッパーとしても活動。今年4月、2022年でのAV女優業・ストリッパー業の引退と、俳優業に専念をすることを発表。主な出演映画やドラマは「下衆の愛」「悲しき天使」「全裸監督」など。
【川上なな実オフィシャルサイト】

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