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2022/04/13
スナック再評価時代に誕生したつながりの場は、
片町全体のあり方を変えてくれるかもしれない。
街中スナック
スナックという文化は日本ならではの“つながりの場”。カウンターの隣に座った人たちとのコミュニケーションが、ネットワークにつながり、その連鎖が街を潤していく。最近スナックという業態が再評価されているのは、分断された“生”のコミュニケーションを渇望する思いからのような気がする。
「片町にはせっかくスナックが沢山あるにも関わらず、新しい人や若い人が入りづらく感じ、もったいないと思っていました。いろんな人が足を運べて、その人たちが片町を元気にしていくような、そんな場所を創りたいという思いがありました」。オーナーの藤本一希さんは『ふくい若者フォーラム』会長として、より広く仲間たちが多くの人とつながる場所を考えていた。そんなときに生まれた構想が『街中スナック』。人がつながる場づくり、アイデアがつながる場づくりとして、自身の価値観と合致し、1号店を福井にオープンすることを決めた。
カウンターの奥には多種多様な人が立ち、訪れる人とのネットワークが交差していく。この場所にルールはない。ワークショップや講演会などをしたり、講演会をしたり、空間がある限り自由だ。片町の店舗も昼間空いている。つまり飲食店以外の使い方も、考え方ひとつで自由な空間になる。
初代店長は、仁愛大学に通いながら福井県全体の場所を間借りして『morning cafe ippo』を営んできた高畑ひかるさん。「飲食店は人のつながりの場だと思っています。店が続けば人のつながりは続き、そのつながりが続けば店も続いていく、と感じています」
街中スナック
【住所】福井県福井市順化1-24-17 玉村ビル2F
【時間】18:00~22:00
【休日】日・月曜
【席数】18席
【SNS】Instagram
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