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2022/06/06
時代小説『塞王の楯(さいおうのたて)』で第166回直木賞を受賞した歴史小説家・今村翔吾(いまむら しょうご)さんの講演会が8月7日(日)に鯖江市文化センターで開催されます。『塞王の楯』は、戦国時代に越前・一乗谷で象嵌職人の息子として生まれた飛田匡介(きょうすけ)を主人公として描いた作品。当日は歴史小説の面白さなどについて講演を予定しています。
今村さんは、ダンスイントラクターや作曲家、守山市の埋蔵文化財調査員を経て専業作家となった異色の経歴を持つことでも注目を集めています。ダンス講師としてたびたび訪れていたということで福井にもゆかりがあり、昨年の講演会では「来年直木賞を受賞して、また来たいです」と話し、今回有言実行での開催となりました。
講演以外にもダンスや歌の披露を検討中で、昨年11月に書店を事業承継してオーナーとなるなど、現在も幅広い活動に取り組む今村さんの多才ぶりを間近に感じられる内容となりそうです。
直木賞を受賞した『塞王の楯』は近江の国・大津城を舞台に、石垣職人“穴太衆”と鉄砲職人“国友衆”の宿命の対決を描くエンターテインメント戦国小説。福井との縁を感じる本作品を一読してから講演会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
チケットは一般1500円、高校生以下500円。全席自由。6月4日(土)から発売。詳しくは『カルチャーネットさばえ』のホームページにて。
PROFILE
今村翔吾(いまむら しょうご)/1984年京都府生まれ。滋賀県在住。ダンスインストラクター、作曲家、守山市埋蔵文化財調査員を経て作家デビュー。「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞。(「童神」は『童の神』と改題/角川春樹事務所)。第160回直木賞候補(2018年下半期)にもなった。2020年『八本目の槍』(新潮社)で第41回吉川英治文学新人賞、第8回野村胡堂文学賞受賞。『じんかん』(講談社)で第163回直木賞候補、第11回山田風太郎賞 受賞。2021年 『羽州ぼろ鳶組シリーズ』(祥伝社)で第6回吉川英治文庫賞受賞。2022年『塞王の楯』(集英社)で第166回直木三十五賞受賞。また、講演・テレビなどに出演するほか、2021年11月には大阪府箕面市にある書店を事業承継し『きのしたブックセンター』の書店経営も務める。TBS報道番組(JNN系列)『Nスタ』レギュラーコメンテーター出演中。
直木賞作家「今村翔吾」講演会
【日程】2022/8/7(日)
【会場】鯖江市文化センター 大ホール(福井県鯖江市東鯖江3-7-1)
【時間】開場13:00、開演14:00
【料金】一般1500円、高校生以下500円
【お問い合わせ】カルチャーネットさばえ(0778-52-7430)
【HP】あり
【プレイガイド】鯖江市文化センター / アルプラザ鯖江 / 武生楽市 / パリオCITY / ショッピングシティベル / 鯖江市役所売店 / イープラス
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