【ハナ金 夜ふかし倶楽部】
2022/06/23
福井県の観光地・景勝地そのものをコンパクトなジオラマ模型で再現した「ふくいジオラマ百景」シリーズの新作「一乗谷朝倉氏遺跡 唐門」が発売されました。
ジオラマ百景は2020年秋頃より「福井の観光地・景勝地をコンパクトサイズのジオラマで楽しめる新しい模型」として制作・販売され「一乗谷朝倉氏遺跡 唐門」は、第1弾「福井県恐竜博物館」、第2弾「東尋坊」に続く第3弾目となる。
制作するのは福井市の模型制作工房『S MODEL WORKS(エス・モデルワークス)』のプロモデラー・酒井正人さん。幅150mm、高さと奥行き100mmの小さなアクリルケースの中には「一乗谷朝倉氏遺跡」の空間をそのまま切り取ったかのように、約1/130スケールで再現されている。
まず、各要所(唐門・屋根・橋など)の精密なパーツを造り出すため、しっかりした現地計測が行なわれる。その3Dデータをもとにして光造形方式の高精度3Dプリンターから造り出された繊細なパーツを、手作業で組み立てて塗装していく。
3Dプリンターから造り出されるのはあくまでパーツの一点。その精巧な造形は、長年多種多様な模型造りをプロモデラーとして経験した酒井さんの五感と技術とが合わさって、はじめて完成される。
唐門の屋根部分や生け垣などは植物用にも使われる素材を使用し、コーティングによりさらなる荘厳な質感を演出。お堀は透明樹脂をベースにすることで、水面の橋や草の映り込みまで楽しむことができる。高さ15mmの石碑には1mm未満のサイズで文字をレーザーカッターで刻むなど、細部にまでとことんこだわる。石碑に刻まれる文字は、技術的に限界サイズだというから、これまた驚き。
そして、数ある福井の観光地・景勝地の中でも「ふくいジオラマ百景」の第3弾に朝倉氏遺跡を選んだのには理由がある。
「武家屋敷や町屋が再現される腹原町並は四方八方どこを見ても昔ながらの自然の景色が広がっています。朝倉氏遺跡全体に昔ながらの風景が残っているから、本当に戦国時代へタイムスリップしたような気分を味わえる、全国でも稀有な場所だと思います。そして全国でも観光地そのものを再現したリアルな模型は他に無いので、福井に訪れた際の思い出として長年飾ってもらえれば」と話す酒井さん。
この観光地そのものをリアルに再現した「ふくいジオラマ百景 第3弾 朝倉氏遺跡 唐門」の価格は16500円。現在は一乗谷朝倉氏遺跡腹原町並の売店と、一乗谷あさくら水の駅にて販売中。さらに今後はふるさと納税の返礼品などとしても予定されている。
ぜひ、朝倉氏遺跡へ訪れた際には手に取って確かめてほしい。
S MODEL WORKS(エス・モデルワークス)
【住所】福井県福井市加茂緑苑町413-1(工房)
【お問い合わせ】0776-97-8070
【時間】受付は10:00~20:00
【休日】日曜、祝日
【駐車】あり
【HP】あり
※ジオラマ百景の購入は公式HP、ほか取扱店にて購入できます
※取扱店の詳細はコチラをクリック>>
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