【We are ELEPHANTS!】
2022/06/29
プロ野球も交流戦を終え、各チーム今シーズンの課題が見えてきた。コロナ禍などでの調整不足もあり、特に中継ぎ投手に課題を持つチームが多いようだ。そんな中、今大きく注目されている投手が、我らが福井ネクサスエレファンツの守護神、秋吉亮投手。
開幕からクローザーを任され、リーグ最多のセーブを記録。5月の月間MVPも獲得した。球速、球のキレともに抜群で、中継ぎ投手に悩むNPB各球団が、にわかにざわめきだしているとの情報も。
今回は、そんな秋吉投手のスペシャルインタビューをお届けしよう。福井でNPBをめざす秋吉投手のこれまでに、改めて耳を傾けてほしい。
――野球選手をめざしたきっかけは?
小学生のころからの夢だった。僕は実は中学までは野球が下手くそで、ずっと控えの選手でした。それでもプロ野球選手になることを諦めずに練習を真面目にやってきました。練習をしてマイナスになることは一つもない。きつい練習をサボらずに続けるうちに結果がついてくるようになりました。
――真剣に職業としてプロを意識したのは?
大学を卒業するまではレベル的に無理だと思っていたんです。プロとしてやれると思ったのは社会人野球で結果が出てから。ちなみに社会人野球といっても通常の業務を行うことも当然あります。好きじゃないことをやっているのが苦痛だったし、今こうして好きな野球を仕事にできていることが本当にありがたい。こんな幸せな人間はあんまりいないと思います。
――野球選手として自分の成長を感じたことは?
1年目はさすがに一杯いっぱいでしたが、経験を積んで2年目からは少し余裕が出てきました。いつも精いっぱいだったマウンド上で、少し余裕を持てている自分に気づいたときですね。
――日本代表戦やヤクルト、日本ハム時代など、大変シビアな状況でマウンドに向かうとき、どのような心境だった?
抑えないといけないというプレッシャーは当然あります。絶対に抑えてやるという気持ちでマウンドには向かいますが全試合抑えることは不可能。先日サヨナラホームランを打たれた北山くん(日本ハムのクローザー。5月24日・25日にヤクルト相手に2夜連続のサヨナラ被弾)の気持ちがよく分かります。クローザーはシビアな場面で使ってもらえることが凄いことだし、光栄だと思わないといけない。自分も何度もリリーフに失敗したことがありました。それでも失敗の責任を背負い、乗りこえないといけないと思っていました。
――プロ野球選手として大切にしていることは?
ファンが見に来てくれることを感謝して、最高のプレーをみせること。独立の選手はみんなNPBを目指して、NPBの選手は最高の場でプレーできていることに感謝して、最高のパフォーマンスを見せるべきだと思います。
――今までのキャリアの中で最も印象に残る試合は?
ヤクルト時代にリーグ優勝した試合です。その試合、僕は打たれてしまったのですが、チーム一丸になって優勝を目指してきた結果が出た試合で、一生忘れることができないです。
自分が結果を出した試合では、WBCでバレンティンから奪った三振ですね。日の丸を背負うプレッシャーは相当で、打たれたらバッシングされる場面。そこで結果を出せたことはすごく嬉しかった。
――打たれて誹謗中傷されることも?
打たれた日にはだいたい酷いメッセージがきます。「お前はもう投げるな!」とか、もっと酷い言葉とか。対応としては相手にしない、無視することですね。それが正解だと思います。中日の福くんは凄いと思います(SNSでの誹謗中傷に警察に被害届けを提出し対応)。
――最後に福井のファンにメッセージを!
日々ウララをご覧のみなさん、福井ネクサスエレファンツの秋吉亮です。3月に福井に来て、もう慣れましたし、福井の方からお声を掛けていただいて、とても嬉しく思います。ぜひ、球場に足を運んでいただいて、応援をよろしくお願いします!
福井ネクサスエレファンツ
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