若狭高校の生徒たちが開発した「サバの缶詰」が、宇宙食になるまでの14年の軌跡が一冊に!『宇宙食になったサバ缶』発売。

2022/07/02

2020年11月、宇宙飛行士・野口聡一さんが、国際宇宙ステーション(ISS)から配信した「サバ缶」の食レポ。この宇宙食「サバ醤油味付け缶詰」を作ったのが福井県立若狭高等学校の生徒たちだったということで、大きな話題となったのもみなさんの記憶に新しいのでは?

野口宇宙飛行士に絶賛された、若狭高校の生徒たちが作った宇宙日本食「サバ醤油味付け缶詰」

私たち福井県民にとって馴染みのある「サバ缶」は、いかにしてJAXA認証宇宙日本食となったのか。その立役者である若狭高校の生徒たちの14年にも渡る山あり谷ありの軌跡を辿ったノンフィクション児童書『宇宙食になったサバ缶』が発売されました。

『宇宙食になったサバ缶』1650円
小坂康之、別司芳子/著 小学館

とある生徒の一言から始まった「宇宙食サバ缶」への挑戦。高すぎる目標がゆえ、どうにもならない困難にたびたび直面するものの、“探究のワクワク”を原動力に多くの課題を乗り越えていく生徒たち。そんな「探究のバトン」が先輩から後輩へと受け継がれ、ついに夢を叶えた実話が一冊にまとめられています。



小学4年生以上向けの児童書ですが、大人も楽しく読み進められます

本書は、小学生にもわかりやすい文章で書かれており、「宇宙食クイズ」や「サバ缶製造の工場潜入レポート」、さらに好きな給食メニューが宇宙食にもあるかをランキングと共に紹介するなど、宇宙食への興味が湧くような内容も盛りだくさん。他にも、JAXA認証宇宙日本食のメニュー一覧や、宇宙での食事や健康にまつわる5つのコラムも収録されています。

写真右から、著者である若狭高校教諭の小坂康之さん(小浜市在住)と児童文学作家の別司芳子さん(敦賀市在住)、小学館担当編集者の田中明子さん(越前市出身)。『宇宙食になったサバ缶』は、福井ゆかりの3名が手掛けました

「将来が不安で希望を持ちにくい時代だからこそ、“夢は叶う”ということを多くの人に伝えたい」と著者の小坂さんと別司さん。高校生たちの熱意や学びを楽しむ姿勢、何より好きなことを探究するワクワク感が詰まった本作は、あらゆる世代の心を打ち、夢や目標に向かって突き進む力を与えてくれるはず。子どもたちの夏休みの読書感想文はもちろん、教育分野や探究学習に興味のある大人のみなさんにもおススメですよ。


宇宙食になったサバ缶
小坂康之、別司芳子/著 小学館
【HP】あり(小学館)



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