ウィーン在住・友高遼さんの作品展「スモウレスラーズウィズマナーズ」。初めての個展を地元・福井で。|エクリュギャラリー

2022/07/22

作品右「スモウレスラーズ#1」(2022年)。作品左「Golden Models and a Tiger」(2022年)。日本人ならではのモチーフと海外の画材を使った特徴的な色使いに日本とオーストリアの“融合”を感じることができます

ウィーン美術アカデミーに在学中の友高遼さん(福井市出身)の個展「スモウレスラーズウィズマナーズ」が福井市のエクリュギャラリーで開かれています。会場には、力士や虎といった日本やアジアを象徴する題材を描いた作品など16点を展示。なかでも縦2・4メートル、幅1・6メートルの「スモウレスラーズ」は思わず圧倒されそうになるスケール感が目を引きます。個展は7月31日(日)まで。開廊日は金曜~月曜で、友高さんも在廊予定です。

作品左「スモウレスラーズ#2」(2021年)。A4サイズの紙を64枚つなぎ合わせたものに描いた作品。実在の力士をモチーフにしていることもあり、ダイナミックな迫力と臨場感が伝わってきます

友高さんは高校卒業後の2017年、ドイツに渡り、翌年からオーストリア・ウィーン美術アカデミーで絵画などを勉強しています。今回、2年半ぶりとなる帰国に合わせて、自身にとって初めての個展を地元・福井で開催することになりました。

海外に身を置くことで「日本人」を意識する機会も多く、日常生活の中で感じる「マナー」を個展のタイトルに組み入れました。そして、日本を象徴する伝統や文化、礼儀作法を体現している力士を描いた作品は、そういった環境下で生み出されたアートとしての魅力とともに、独特の色彩表現やメッセージ性などを感じさせます。

友高遼(ともたか・はるか)さんは1997年福井市生まれ、オーストリア在住。現在、ウィーン美術アカデミーに在学、ダニエル・リヒターに師事し絵画を学びながら、作家活動を行っています

「展示作品の背景には、海外で暮らしているからこそ見えてくる日本がありますが、たくさんの方と作品について話をする中で僕自身、思いがけなかった発見もあり、いい経験になりました」と友高さん。「今後もチャンスがあれば日本や海外で個展を開いていきたい」」と意欲を示しています。

スモウレスラーズウィズマナーズ
【会場】Ecru 2F エクリュギャラリー(福井市左内町9-17)
【日程】開催中~7/31(日)
【電話】0776-36-9001
【時間】13:00~18:00
【休日】火曜~木曜
【料金】入場無料



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#おでかけ#アート#福井市内

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