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【福井ラーメン探検隊】
2022/08/13
今回訪れたのは、北陸本線がすぐ側にあり、電車の走行音がBGMのように響く『中華料理 甲来』。
今月で創業35年の節目を迎える中華料理の老舗で味わうのが、人気メニュートップ5入りを果たしている「マーボーラーメン」だ(2022年8月時点・編集部調べ)。
旨辛がクセになる! 醤油ベースの北京風麻婆豆腐
麻婆豆腐は甜麺醤を使用しない醤油ベースの“北京風”。豆板醤で炒められた挽肉のほど良い辛みや旨み、豆腐の優しい味わいが合わさり、辛いのが苦手な人でも食べやすいように仕上げているのが特徴。
この麻婆豆腐を麺がまったく目視できないほどたっぷりと丼に注ぐ『甲来』の「マーボーラーメン」は、醤油や鶏ガラなどのスープを使わず、茹でた麺にそのまま麻婆豆腐をかけるというスタイル。
スープがないので一般的なラーメンというよりは、ジャージャー麺、もしくはまぜそばに近いだろう。
麺がすすれないほどとろとろで濃厚だが、これがまたクセになる味わい! 粘度が高くて持ち上げにくくても、これに負けることのない多加水のコシが強い麺を合わせており、途中で切れることなくゴッソリと麻婆豆腐の旨みを絡み取る。
シンプルな調理法ながらも味の奥行きを感じ、飽きることなく箸が進むすすむ……。
なお「マーボーラーメン」が誕生したのは数年前に遡る。実は「麺に麻婆豆腐をかけて食べてみたい」という声で生まれた“まかない飯”であり、これをきっかけにメニュー化したものなのだ。
フィナーレを飾るのはオンザライス? インザライス⁉
そして麺をすべて食べ切ったところで、ごはん茶碗一杯分を優に超える量の麻婆豆腐が丼に余る。もちろんそのままいただいても良いが、ご飯のお供として楽しむのがおススメだ。 ライスは「マーボーラーメン」のセットとして注文でき、通常170円のところが120円とお得になる。
ご飯にかけて麻婆丼風にする“オンザライス”か、丼に放り込んでおじや風に味わう“インザライス”か……、究極の二択は迷うところだが、どちらを選んでも美味しいことには間違いなし!
探検隊レポート
スープの濃さ:こってり
麺の種類 :ちぢれ麺
ボリューム :やや多め
中華料理 甲来(こうらい)
【住所】福井県福井市春日1-4-11
【電話】0776-35-8981
【時間】11:30~14:30(14:00LO)、17:00~21:00(20:00LO)
【休日】火曜
【座席】18席
【駐車】9台
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