日々URALA(ウララ)

敦賀市『彩波』の敦賀真鯛ラーメン

©川瀬徳太郎

福井への移住をきっかけに麺料理にドはまりしたライター・にしやま(岐阜出身)がレコ“麺”ドする食レポ企画。訪れた先で出会ったローカル麺を歴史あるお店のたたずまいや、人情味あふれる店主とのやりとりとともにつづります。

今回は、月刊URALA STYLE 12月号の特集ページ「福井のラーメン冬の陣」でも紹介している敦賀の真鯛ラーメンに注目。実は最近気になっていた、港町らしさあふれるラーメンの味を求めて、市内3店舗を巡ることに。果たして、話題のラーメンは店主たちの熱い想いに後押しされて、敦賀の新たな名物グルメとなるのか…?!3回にわたって、各店のレコ麺をレポートします。

店舗は、正面の駐車場に車を停めて『にほん海さかな街』の建物に入るとすぐ

一軒目に訪れたのは、敦賀の人気観光地『日本海さかな街』の正面入り口すぐにあるラーメン店『Sea of Japan 彩波』。たくさんの土産店や海鮮丼屋が軒を連ねる、活気ある雰囲気の中で、大きな鯛のイラストがひときわ目をひく店構えだ。

オーナーの今村裕一さん。商品撮影や店のDIYも自分でしてしまう多才な人物

オープンは2021年4月と比較的新しい。「敦賀のご当地ラーメン文化を盛り上げたい」。市内で6つの飲食業を展開するオーナーの今村さんのこの想いが、オープンの原動力となったという。

「鶏ガラ豚骨の敦賀ラーメンの、昔ながらのスタイルも良いけれど、『せっかくなら港町らしいラーメンを』と食材を探していたところ、ちょうどタイミングよく、ブランド化したばかりの敦賀真鯛と出会ったんです」 最初は敦賀市役所近くにある系列店『麺匠かぐや』にて、数量限定で提供していたところ、これが大好評。ご縁もあり、現在の場所に真鯛ラーメン専門店をオープンすることを決断したそうだ。

「敦賀真鯛ラーメン」は一杯900円。熱々のうちに召し上がれ!

『Sea of Japan彩波』の「敦賀真鯛ラーメン」の特徴は、なんと言ってもその”鯛感”にある。一口啜れば、真鯛の風味と味わいが波のように押し寄せてくる。「鯛の味を引き出すことに注力した」というオーナーのこだわりを聞いて納得。トッピングには贅沢にも敦賀真鯛の切り身が乗る。皮面のみが軽く炙ってあり、身はスープの熱でうっすらと白みがかる。レア敦賀真鯛を口に運ぶと、口の中でほろりと崩れる。他にも、カイワレ、レモン、ぶぶあられ、黒ばら海苔と、彩り豊かなトッピングが見た目にも楽しい。レモンは最初から絞らず、途中で味変して楽しむがおすすめだ。

特徴のある麺を持ち上げる。よく見ると茶色の粒々が見える全粒粉麺

ほんのりと香ばしい後味を不思議に思い今村さんに尋ねると、なんとその正体は麺だった。北海道の製麺所から取り寄せるのは全粒粉を使用した特注麺。「鯛の風味を際立たせる麺を」と依頼し、何十種類と試した中から選び抜いた。

全粒粉と聞くだけでなんだか体に良さそうな気がして、罪悪感もないおかげで「ついでにデザートのソフトクリームも」と、つい許してしまいそうになる。 観光地にありながら比較的お手頃な価格帯もうれしい気持ちになる。「地元の美味しい食材を使っているから、旅の昼食や軽食だけでなく、地元の方にこそ食べてもらいたい」というオーナーの地元愛がお値段にも反映されているようだ。

Sea of Japan彩波
【住所】敦賀市若葉町1-1531 日本海さかな街内正面
【電話】なし
【時間】10:30~16:30
【休日】火曜
【駐車場】あり
【席数】12席
【SNS】Instagram







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