【気象予報士 二村千津子の風と雲】

凍結注意!滑って転んで改めて危険なポイントをまとめました|気象予報士 二村千津子の風と雲

2023/02/01

こんにちは。
気象予報士の二村千津子です。

今年の1月は驚くほど暖かくなって、「え!今年の冬は寒くなるんじゃなかったの?」と思われた方も多かったと思います。私も、年明け早々、まさか4月並みの暖かさがやってくるとは思っていませんでした。でも、大きく季節が揺れ動くとそのあとの揺り戻しも大きくなりやすいもので、1月の下旬には、凍えるような寒さになりましたね。

福井の最高気温が1.2℃だった先月25日の様子

2月は、少しずつ昼間の時間が長くなり、寒さも底を抜け、気温も少しずつですが、高くなり始める時期です。でも実際は、大雪に見舞われることもあります。
今年の2月のスタートは1月下旬の積雪が残っている地域もありそうなので、今回は雪の重みと、積雪後に注意したいことをお話しようと思います。

積もった雪は日を追うごとに危険度が増すことがあります。というのも雪の重さは一定ではないんです。大きくわけると新雪、しまり雪、ザラメ雪の3つの種類が挙げられます。

同じ1㎥の重さを比較すると、降った雪質によっても違いはありますが、新雪は50キロから150キロくらい。新たに降ってきた雪で押し固められた、しまり雪は軽くても150キロ、重い時は500キロ。一度とけて再び凍ったざらめ雪は1㎥で300キロから500キロになります。お家の屋根に1メートル積もった時の重さを考えると、大変な重さです。雪どけが進むときに「屋根から落ちてくる雪にご注意ください」というのもうなずけますよね。屋根からの落雪でけがをしたり、最悪の場合、命を落とすこともあります。雪が積もったあと、晴れたり、寒さが緩んだ日は、特に注意が必要です。

そして、もう一つ雪が降った後の危険な場所についてお話します。

雪が止んだ後も積雪が残っていたり、路面が濡れているような所では、翌朝にかけて凍結する恐れがあります。

車の運転で注意が必要なのは主に4か所

◆橋の上
橋は地面の熱が伝わらず、風通しもいいため、ほかの路面が凍っていなくても橋の上だけは凍結していることがあります。
◆トンネルなどの出入口
トンネルの中と外で路面の状態が大きく違うことがあります。また、日陰になることが多く、局所的に路面が凍結している場合があります。
◆坂道
坂道が凍結している時の急ブレーキは危険です。
◆日陰
これは、歩道でもいえることですが、雪が解けにくかったり、凍ったままずっと残っていることがあります。濡れているように見えていても、凍っていることがあるので要注意です。このほか、車が発進や停止を繰り返す交差点も、路面が非常に滑りやすくなることがあります。

そして、歩くときに注意が必要な場所が以下の4か所です。

◆歩道橋
車編の橋の上と同様、風通しがよく、凍結しやすいです。
◆横断歩道の白線の上
乾いているように見えても薄い氷膜ができて、滑りやすくなっている場合があります。
◆バスやタクシーの乗り場
踏み固められて滑りやすくなっている場合があります。また、歩道と車道との段差にも注意しましょう。
◆建物や地下道などの出入り口
出入りする際に靴の底ついていた雪が出入口付近に残ることがあります。特にタイル貼りの床などは慎重に歩きましょう。

また、駐車場やガソリンスタンドなど車の出入りのある歩道も、出入りする車のタイヤで路面上の氷が磨かれ、非常に滑りやすくなっている場合があるので用心しましょう。

今回、このテーマに決めたのは先月、凍った雪道でハデに転んだからなんです。2月はコケない、滑らないを目標に安全に過ごします(笑) 皆さんもぜひ、参考にしてください。

↑画像をタップ!

※回答の掲載時期は未定です。全てのご質問にお答えできるとは限りませんので、ご了承ください。


二村千津子(ふたむらちづこ)
福井市出身。気象予報士、防災士、健康気象アドバイザー。2008年7月から2009年9月まで、中京テレビ「おめざめワイド」「ズームイン!SUPER!!」お天気キャスター。2014年4月から2017年3月までテレビ朝日「モーニングバード」(現在は「羽鳥慎一モーニングショー」)にて「ふた天」を担当。同年4月からNHK福井放送局「ニュースザウルスふくい」に出演中。アメブロ



日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!




#コラム#連載

  • ツイートするツイートする
  • シェアするシェアする
  • 送信する送信する