【福井ラーメン探検隊】
2023/02/24
今回訪れたのは、福井競輪場から公園通りを西へ車で3分ほど走ったところにあるラーメン店『こく竜』。富山県で長年愛されてきた『古久龍(こくりゅう)』の中華そばを味わえるお店だ。
富山県にはかつて『九頭龍』という人気の中華そば屋があったが、惜しくも閉店となった。しかし、暖簾分けというカタチで、昔懐かしい味わいが『古久龍』へと継承され、現在も守り続けられている。
旨さが染みわたる。どストレートな中華そば!
その『古久龍』を25年以上営業した店主が、故郷・福井県へ戻ることを機に、店名を『こく竜』と変え、再び腕を振るう(※現在、富山県の店舗は息子さんが継がれているとか)。
そして今回味わったのが、同店でも一番人気を誇る中華そば「味玉ラーメン」だ。
その日ごとに炊き出す新鮮な国産鶏ガラのみを使用する「取りきりスープ」に、カエシは秘伝の醤油ダレ。
鶏の旨みが凝縮された淡麗なスープはふんわりとしたやさしい味わいながらも、キリッとした醤油の塩味が味の輪郭をクッキリとさせている。
トッピングはネギ、メンマ、チャーシュー、そして味玉といった、見た目はいたってシンプルな中華そば。しかしながら、ほろっととろける肉汁たっぷりのチャーシューや店主自ら水戻しを行ない、ひと手間かけることで絶妙な食感を生み出したメンマなど、「1つひとつの素材を丁寧に仕上げるのが何よりのこだわりです」と話す店主。
麺は中華そばと相性抜群の、中加水で中太のちぢれ麺。なめらかな麺がスープをごっそり絡め取り、スルスルとのどを通るとともに、旨さがカラダに染みわたる。
富山のラーメン店ではスタンダードなサイドメニュー「おでん」。
富山県のラーメン店では「おでん」を扱うのがスタンダードで、『こく竜』でもカウンターの向こう側におでん鍋を発見!
ラーメン店ならではの“中華そばのダシ”ではなく、昆布にカツオ、塩ベースのあっさりとした、和風ダシの旨みがたっぷり染みた富山風おでんとなっている(テイクアウトも可)。
サイドメニューの「牛すじ煮込み」も人気で、まずはおでんなどを肴に一杯、シメにラーメンを味わう、というのもツウな楽しみ方でおススメだ。
探検隊レポート
スープの濃さ:あっさり
麺の種類 :中太ちぢれ麺
ボリューム :普通
こく竜
【住所】福井県福井市若杉1-606
【時間】11:00~15:00、17:30~21:00
【休日】月曜(祝日の場合は翌日)
【座席】15席
【駐車】5台
【SNS】Instagram
日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!
2023/04/28
2022/12/29
2022/12/29
2023/04/28