川上なな実のYellTalk｜出産を終えて。もう人の心配や〜めた！

春ですね～♪

私にとって今年の桜は景色が違って見えます。
子供の入園どうしようかな～なんて考えたりもしてます（笑）

しばらく連載のお休みをいただいていましたが
今年の１月上旬に無事出産をし、絶賛育児中で幸せな寝不足の毎日です（笑）

出産を終えて本当に貴重な経験をしたと思いました。

すごいです！壮絶でしたよ！
産まれるまで24時間かかりました。

初産の平均時間が12～15時間で母は「２日かかってあなたを産んだんだよ」とか言われてたけど実際『どんなことが行われてそんなにかかるのよ』なんて思ってましたが納得しました。
長い時間休みなく痛みと向き合っていました。

お産の24時間の話もしたいところなんですがその後もまたメンタル的にも肉体的にも大忙しで話したいことが山盛りなので今回は産後のお話をしたいと思います。バババババ～～～っと陣痛あ～だこ～だを端折って（笑）

私は自然分娩で出産しました。

お産は大変でしたがお腹から出てきた子が可愛いすぎて辛かったことぜ～んぶ吹き飛びました。

babyが産まれた瞬間に泣きながらおしっこピュ～～～ってしてくれて、
お腹の中でもそうやっておしっこしてたのね～って、
お腹の中でもそうやって顔しかめたり、しゃっくりしたりしてたのね～って、
可愛くてしょうがなくて入院中ずっと眺めていました。

とは言え入院中はbabyと一緒に頑張って退院できるように24時間毎日おしっこ、うんちを何時に何回しただのを記録し続け、授乳トレーニングで１時間おきに二人で頑張ったり、
産後の傷口や不調で座ることも難しい中なんとかやってました。

私は産後4日で退院をしたんですがその後もおっぱいが張って痛んだり、乳首激痛だったり、傷口は当たり前のように痛かったり、3週間くらい座るのもやっと…

そんななか育児は24時間続いて、世のママはお産と育児がこんなに大変だってどうして声を大にして言わないのか…と、思いました。

いや、言ってたのか？

だったとしても私には聞こえてなかったよ。

プレママをビビらせないように言わないでいるのか、出産育児は当たり前の事として我慢強く黙々と頑張っているのか、

いや、ママたちと話ししてると1番多く聞くのが
壮絶な時間だからこそ”すぐ忘れる”って聞くんだよね（笑）

人それぞれ産後の回復は個人差があるみたいですが、産後は“交通事故全治１ヶ月の体”って言うじゃないですか。

ほんとにそうで、

出産育児は決して綺麗なものだけじゃない。

笑う元気すらないし、
傷口が開くは、
何度も痔になるは、
おならが止まらなくなるはで

何度もそんなことを笑い飛ばしてくれる旦那に救われました。

ボロボロな状態で乳をあげる私を見て「かっけ～よ！」と言ってくれて自信がつきました（笑）

旦那は育児にとても協力的でほんとに助かった。
しっかり育児休暇を取ってくれて、立ち会い分娩から相当サポートしてくれました。

育児中もホルモンバランスが急激に変化してメンタルが安定しない私を見守りつつ『私では泣き止ませれない！無理～！』って何度もなるたび旦那にすぐバトンタッチ。

産後うつって本当によくあることで病院から何度も旦那と私に伝えられていました。

私はそこまででは無かったですが世の旦那さま達へ言いたい。

毎日のお仕事ももちろん立派なんですが育児や産後ママへの支え、理解がもっと深まるといいなと思います。

実は産後は福井から両親が来て２週間ほど家事を手伝ってくれたんですが、その時の両親との出来事が忘れられないんです。

私は旦那と暮らして妊娠してお家を綺麗に効率よく保つために、はじめてまともに家族のために家事をして、毎日毎日永遠に続く家事にびっくりしました。

そこで産後両親が来てくれて、家事を黙々としてくれる母に家事の大変さを話したら母が「家事も育児もお給料出ないからね」と言ったんです。時代もあるのですが、父は私が幼少期の頃、四六時中お仕事で外に出ていたので、母の家事をする姿や私と旦那での育児の姿にかなり感心していました。私はそんな父の心を見て温かくなりました。
父はその２週間慣れない家事をお母さんに教えてもらいながら一生懸命手伝ってくれていました。

ここ数年、
AVとストリッパーの引退を決めて…その後旦那と出会い。

私は”家族”というものの見方が確実に変化しました。
今が一番家族の心が近くにあると感じて心から安心できています。

それから、産後わたしがやめたことがひとつあります。

それは

”人の心配をすることを完全にやめました！”

人からどう思われているのかという心配はもちろん。

『あの子、あの人、旦那は大丈夫かな』という心配は相手にとって良い影響を与えないことの方が多いなと気づいたんです。

WBC侍ジャパンの栗山監督も言ってたじゃない！
村上を1度も心配したことはなかったって、選手みんなを信じてたって！

思い返せば母との会話ってほとんどが心配事の話なんだよね。
妊娠中は電話で私の心配をずっとしてて、産後お家に来た時は未婚の兄のことを心配してて。それ聞いて私はなんかずっと気分悪くて「兄ちゃんは心配いらないよ！ 信じてあげて自信つけさせてあげたほうが良いって！」って言ってたの。『ネガティヴ活動やめようや！』って

あとは旦那と話してて、旦那の友人カップルが結婚したって話で私が「あの２人お金大丈夫？」って言ったら旦那は驚いた顔して「べつにそんな心配いらないでしょ」ってかなりの違和感を与えてくれて気づいたの。『わたしゃ～余計なお世話だったな！！！』

心配ってよく考えたら良い影響を与えないなって…

今回出産してプレゼントもらってばっかでお返ししなきゃって頭がこんがらがったけど
自分が逆の立場なら「お返しよこせっ！」なんて1㎜も思わないなと納得もしました。

人の心配するよりまず先にリスペクトからせいっっっ！！！！！
ほんとこれに限るなと私は思いました。

日本の文化でリスペクトというと

年上の人を敬う気持ち

って昔からよく言われたけど

リスペクトに重要なのは年齢じゃないよねって思うの、

私はここで何度も何度も同じことを言ってるかもしれませんが
感謝の気持ちと敬意を持ってって、

それは人だけじゃなくてね。

さてさて！

これから私はしばらく俳優業と育児の両立をしていくわけですが

今は子育てをしていると女性のもってる本来の動物的本能を全開に活用できている気がしてとってもとっても楽しく育児が出来ています！

何よりたくさんの方に支えられている今の環境に感謝の気持ちでいっぱいです。

今後は更なる幸せなことも苦難もあるでしょう。

でもそれは決して”心配”ではなくて、

いつも口角を上げてキラキラとした目でキャワいく私を見つめてくれる我が子を尊重しつつ、貴重な今を大事にしていきたいです。

いつか自分を見つけ自由に羽ばたいてくれることを願って私も毎日楽しく頑張ろうと思います！

川上なな実（@nanamikawakami）
福井県生まれ。AV女優業のほか、アイドルユニット・恵比寿マスカッツやストリッパーとしても活動。今年4月、2022年でのAV女優業・ストリッパー業の引退と、俳優業に専念をすることを発表。主な出演映画やドラマは「下衆の愛」「悲しき天使」「全裸監督」など。
【川上なな実オフィシャルサイト】

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