【麺 to the future|宗近製麺】

宗近製麺|5月11日(木)、2階 飲食エリアオープン! 店舗専用、特別配合のそばが味わえる。

2023/05/09

宗近製麺|5月11日(木)、2階 飲食エリアオープン! 店舗専用、特別配合のそばが味わえる。

昨年12月の新店舗『おいしい麺の専門店』オープンから早4カ月。季節も春を迎えました。春と聞いて思い出すのは、前号掲載の「2階の飲食エリアは、来春オープン予定です」の一文です。聞けば、オープン日は、5月11日(木)に決まったとのこと。ということは、メニューなどもそろそろ決まっているはず。

そこで今回は、1階の物販エリアの状況と2階の飲食エリアについて詳しくお聞きしました。


―現在、物販のみの営業ですが、お客様の反応はいかがでしょうか?

おかげさまで順調です。ご近所の方はもちろん、越前市外の方にもお越しいただいています。売れ筋はそばですが、中華そばやうどんも人気です。中華そばはスーパーで販売されていないので、人気なのは想定内ではあります。『おいしい麺の専門店』という店名通り、さまざまな麺が支持されているのが嬉しいですよね。6月には、お馴染みの冷やし中華も麺食堂で販売予定です。

それと、ちょっと意外だったのは、贈答用ではなく「ちょっとした手土産に」とご購入いただく方が多いこと。麺類は手土産にもなるんです。


―「ちょっと」ということは、贈答用の包装をするわけではない?

そう、ポリ袋に入れるだけ。仰々しくなく、「ちょっと持っていく」という気軽な感じ。新しいポリ袋がそれに一役買っているのかもしれません。実はポリ袋、通常のものとは少し違う仕様です。


―確かに! 通常のポリ袋より手ざわりが少し硬い感じです。ロゴも初めて見ました。

紙を20%配合したポリ袋で、紙袋より安価で水にも強い。さらに石油資源使用量も抑制できるエコ商品です。

ロゴは、VOL.11でご登場いただいたデザイナー、山内貴博さんと大村潤さんに依頼して新たに作っていただきました。ポリ袋も紙袋も、そばに通じる和のテイストになっていて、とっても気に入っています。

ポリ袋と紙袋
見慣れたものとはひと味違う新ロゴ。ポリ袋は耐久性にも優れているので使い勝手も良い



宗近ゲームというのがあるようですが?

お客様への感謝&還元としたスタンプラリーです。お会計時にルーレットを回していただき、出た数だけコマを進めて、ゴールを目指します。途中で「お宝チャレンジ」のチャンスもあり、ゴールすると1枚500円の金券となります。ルーレットを回すのも楽しいし、特典もあるのでお客様には好評です。

宗近ゲーム
老若男女問わず人気のスタンプラリー 宗近ゲーム。大きな数字を出そうと、ルーレットを回す指に思わず力が入ってしまい…結果は…?!

―次は、気になる2階飲食エリアです。コンセプトやメニューのことを教えてください。

まず、福井県内にはすでに多数のそば店があるので、同じことをしていてもダメだと考えました。ならば、どうするか? そこで「おろしそば」がおいしい店であることを基本に、提供方法や見せ方など自分達にしかできないオリジナルなことを大切にしていこうと決めました。

メニューは、「器からこぼれるほどの大きさ!名物 ざく切り野菜の大きなかき揚げ おろし天そば」、「外パリッ、中はジューシー! 竹田のあげを使ったおろしそば」「サックサク! 新鮮な生桜えび(国産)を贅沢に使った かきあげおろしそば」です。

器からこぼれるほどの大きさ!
名物 ざく切り野菜の大きなかき揚げ おろし天そば
980円
外パリッ、中はジューシー!
竹田のあげを使ったおろしそば
1180円
サックサク!新鮮な生桜えび(国産)を贅沢に使った
かきあげおろしそば
1280円

「おろし天そば」は毎年、菊人形会場で提供している名物メニューです。「竹田のあげ」は福井らしさを出したくて決めました。「生桜えび」は、エビの天ぷらではどこにでもあるメニューだし差別化できない…でもエビは使いたいと考えておさしみでも使えるくらい新鮮な生桜えびに。色味も綺麗だし、お口直しの小さな焼き餅も3つ付きます。

肝心のそばは、店舗用の特別配合のここでしか食べられない特別版です。ダシは、隠し味に白ワインと赤ワイン、清酒を使ってフルーティな味わいに仕上げました。“飲めるダシ”なので、最後まで飲み切ってほしいです!


―提供方法や見せ方では、どのような部分がオリジナルでしょうか?

まず、直径32cmの大きな器です。提供時に、「おぉ~!」と驚いていただきたくて、越前焼作家の岩間竜仁さん(竜仙窯)に特別に作っていただきました。

きっかけは、東京のうどん店『つるとんたん』の大きな器で、若者にも支持されているとのことで、おろしそばでもやってみようかと。そんなことを考えている時、越前焼工業協同組合の方とのご縁があって相談にのっていただき、直径32cmが実現しました。

大きさはOKでしたが、重さと薄さが課題になりました。持ち運びを考えると重すぎるのは危険ですし、レンゲは付けるけれどダシを飲む時に持てるものにしたかった。また、口に触れる部分もできるだけ薄くしたかったので、いろいろと試作していただきました。

器の色は、グレイ×藍色。そばを盛った時にキレイに見える配色です。


―かき揚げをのせるプレートも、シンプルでキレイです。

地元の越前箪笥職人、山口祐弘さん(ファニチャーホリック)に作っていただきました。山口さんとは弊社スタッフが知り合いというご縁で、工房に伺ってお話をしました。その時、人気アイテムの桐のボトルケースのフタが視界に入ってきて、「軽くてシンプル、大きさもちょうどいい。これは使える!」と直感。すぐにプレート用にアレンジをお願いしました。ここにかき揚げなどをのせて提供します。

そういえば、先ほど話に出た“宗近ゲーム”のルーレット、これも山口さんの手作りです。


―メニューはそばだけですか?

「ホロっと崩れる 手塩仕立ての宗近にぎり(自家製 国産真昆布のやわらか佃煮入り)」もあって、注文が入ってから作ります。手に塩をして、食べるとホロっとご飯がほぐれていくような感じのおにぎりを目指して、目下、握り方を特訓中です。お米は華越前を使用しています。そば湯もありますよ。セルフサービスなので、好きなだけお飲みください。

ホロっと崩れる 手塩仕立ての宗近にぎり
(自家製 国産真昆布のやわらか佃煮入り)
1個300円

―オープンが待ち遠しいです。

店内にテーブルや椅子、什器などが入って、少しずつ形になってきました。テラス席は、そば店らしからぬアジアンテイストにしたいなぁと考えているところです。スタッフ総動員で頑張りますので、ご期待ください!

2階の飲食エリア。写真奥はテラス席で、天気の良い日には人気のスポットになりそう。

宗近製麺 2階飲食エリア
5月11日(木)オープン
【営業時間】11:00~14:00
【休日】水曜、日曜
※注文は食券機対応。水、そば湯はセルフサービス。


株式会社 宗近 専務(四代目) 宗近鉄也さん

「やりたいことがいっぱいありすぎて、一つずつ実現できればと思っています。とにかくおいしいそばを味わっていただくためにいろいろと考えていますので、今後も期待してください!」


宗近製麺(むねちか)
【住所】福井県越前市北町45-63-1
【電話】0120-22-3139
【SNS】Instagram





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