【~9/18】「ぐるんぱのようちえん」「たろうのばけつ」などの絵本原画を間近に│堀内誠一 子どもの世界

2023/07/22

「たろうのばけつ」©Seiichi Horiuchi

絵本作家、デザイナー、アートディレクターなどさまざまなジャンルで活躍した堀内誠一さんをテーマにした企画展「堀内誠一 子どもの世界」が『福井県ふるさと文学館』で開催中。
会場には初公開を含む絵本原画約100点や貴重な資料などが展示されています。

堀内さんが描き出す子どもの世界に着目した展示が楽しめます

堀内さんは「ぐるんぱのようちえん」「たろうのおでかけ」など、人気作を数多く世に残しました。幼い頃に目にしたことがある人や、子どもに読み聞かせたという人も多いのではないでしょうか。
また絵本だけでなく、「an・an」「POPEYE」「BRUTUS」といった、今でも親しまれるこれらの雑誌のロゴを手がけています。ほかにも「an・an」のアートディレクターを務めるなど、さまざまな分野の第一線で活躍し、多大な功績を残しました。

絵本原画約100点のほか、貴重な資料が並びます

日本で童話や絵本など子どもたちのための出版が盛んになった1950年代後半にデビューした堀内さんは、生涯で約80冊の絵本、そして約70冊にのぼる挿絵本を手がけました。
その多彩な作品を紐解けば、戦後、どのような絵本が作られていったのか、そんな歴史も垣間見えてきます。

今回の企画展では堀内さんの作品における、子どもをめぐる物語に着目しています。子どもたちが輝き、努力し、空想し、冒険する、堀内誠一の描き出す子どもの世界を堪能してください。
また、関連イベントとしてトークイベントも開催されるので、興味のある方はホームページでチェックしてみてくださいね。


PROFILE/堀内誠一
1932年東京生まれ。絵本作家、デザイナー、アートディレクター。代表的な絵本・挿絵作品に「たろう」シリーズ、「こすずめのぼうけん」「オズの魔法使い」「ロボット・カミイ」などがある。「ぐるんぱのようちえん」は日本だけでなく欧米、アジア諸国でも広く親しまれる。物語の意図を最も良い形で子どもたちに伝えようと画風、画材を工夫し多彩な作品を数多く残した。1973年から81年にかけて家族とともにパリに暮らし、世界を巡って写真を撮り、旅先の風景や街の地図を描くなど多様な表現に取り組んだ。1987年逝去。享年54。



トークイベント「父と絵のこと 子どもたちへのまなざし」
堀内誠一の創作活動や旅先で子どもたちを撮った写真について長女の花子さんからお話をうかがいます。
【トーク】堀内花子氏(堀内誠一 長女)
【聞き手】林綾野氏(本展キュレイター)
【日程】7月29日(土) 14:00~15:30
【会場】福井県立図書館 多目的ホール(福井県福井市下馬町51-11)
【定員】100名(要申込、参加無料)
【申し込み方法】電話ウェブ(申込みフォーム)、文学館カウンターまで

堀内誠一 子どもの世界
【期間】2023/7/8(土)~2023/9/18(月・祝)
【会場】福井県ふるさと文学館(福井県福井市下馬町51-11)
【電話】0776-33-8866
【時間】9:00~19:00(土・日曜、祝日は18:00まで)
【休日】8/24(木)、28(月)、9/4(月)、11(月)
【料金】観覧無料
【HP】あり







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