【10/30~】毎年11月17日は世界早産児デー。カンガルークラブ福井が「小さないのちの写真展」を初開催。

2023/10/31

低出生体重児(2500g未満)で生まれた赤ちゃんを持つママたちのサークル「カンガルークラブ福井」が主催する、『小さないのちの写真展』が越前市の「市民プラザ武生」で開催中です。


今回、写真展を行なうきっかけとなったのが、今年4月に完成した「ふくいリトルベビーハンドブック」。早産などで小さく生まれた赤ちゃんの成長を記録する専用手帳「リトルベビーハンドブック」は、2018年に静岡県が当事者サークルからの要望を受け全国に先駆けて発行。現在では全国の自治体でその必要性が認識され、作成・導入が進められています。

生まれた時から3歳までの成長や医療の記録ができるように作られている「ふくいリトルベビーハンドブック」

一般に配布される母子健康手帳と異なる「リトルベビーハンドブック」は、低出生体重児で生まれた赤ちゃんの先輩ママさん・パパさんたちが制作に携わっているのが大きな特徴。月齢単位ではなく、成長や発達の記録を動作ごとに記載できるようになっています。「ふくいリトルベビーハンドブック」には、各ページに福井在住の先輩ママさん・パパさんからのメッセージを記載するだけでなく、入院中赤ちゃんに会えないご家族のために「病院スタッフと家族の交換日記」を綴るページもあり、より使いやすい手帳になっています。


『小さないのちの写真展』では先輩ママさん・パパさんが日々撮影してきた、赤ちゃんたちの成長記録も展示。この他にも手のひらサイズの小さなオムツや母乳バック、「ふくいリトルベビーハンドブック」の展示も行なっているので、写真展を機会に低出生体重児についてや「カンガルークラブ福井」の活動内容について知ってみるのものいいですね。

『小さないのちの写真展』の会場風景
福井県で令和3年度に生まれた低出生体重児2500g未満の赤ちゃんは332人、そのうち1500g未満の赤ちゃんは16人で総数のわずか0.3%。 福井県の「出生に関する統計」参照
NICU(新生児集中治療室)についても展示しています

11月11日(土)には「福井県こども療育センター」所長の津田明美先生を迎えた講義(低出生体重児の家族/定員15組)を開催。詳しくは「カンガルークラブ福井」のインスタグラムをチェックしてくださいね。


主催者からのメッセージ
11月17日の世界早産児デーにあわせ、「カンガルークラブ福井」では『小さないのちの写真展』を開催します。写真展ではNICU(新生児集中治療室) 卒業の子どもたちの出産直後、成長後の写真に加え、NICUでの様子をまとめたものや、低体重児用のオムツ、母乳バンク、また今年度発行されたリトルベビーハンドブック福井県版についての展示もあります。この写真展をきっかけに、多くの方に「低体重児」について知ってもらい、応援して頂けたら嬉しいです。そして今、大変な思いをされているママには、一人じゃないですよとお伝えしたいです。

<カンガルークラブ福井>
共同代表/小村真美、北川里実


「ふくいリトルベビーハンドブック」発行記念
小さないのちの写真展

【日程】2023/10/30(月)~11/17(金)
【会場】市民プラザ武生 3F展示コーナー(福井県越前市府中1-11-2)
【時間】9:00~17:00
【料金】入場無料
【SNS】Instagram
【HP】あり



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#子育て#イベント#丹南

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