越前市で初の公式戦、福井ブローウィンズが連勝「6」に伸ばす。|バスケットボールB3リーグ第8節

2023/12/01

トレイ・ボイドⅢ(#1)は「何度もゲームの流れやスピードが変化する中、詳細なプレーが求められた。プレーオフの糧となるような試合だった」と、26日の試合後にコメント
©FUKUI BLOWINDS

バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)で現在リーグ首位の福井ブローウィンズが越前市で初の公式戦に臨んだ。リーグトップの得点力(平均89.4得点)で勝ち星を積み重ねてきた福井ブローウィンズはこの試合でも強さを発揮して、豊田合成スコーピオンズとの2連戦に勝利。今シーズンの連勝記録を「6」に伸ばした。通算成績は13勝3敗。

※第8節終了時点

越前市アイシンスポーツアリーナで行われた試合は、2日間(11月25日・26日)で3,893人の観客数を記録した。初対戦となった豊田合成スコーピオンズは昨シーズン8位でプレーオフにも進出しているチーム。トランジッションが早く、“走るバスケ”を掲げている。試合では、1試合平均22得点をマークしているアーネスト・ロスのシュートや、ハードディフェンスからの速攻を得意とする竹村蓮のドライブなどに苦しめられ、序盤から激しく点を奪い合う試合展開となった。

ベンジャミン・ローソン(#34)について、伊佐勉ヘッドコーチは25日の試合後、「自分のサイズと空間をつくりながら、彼らしくプレーしてくれた」と評価
©FUKUI BLOWINDS

連勝をたぐり寄せたのは「プレーだけでなく、仕事に対する姿勢や人間性も含めてトップレベル」(伊佐HC)を誇る外国籍の3選手。25日はベンジャミン・ローソンの高さを生かしたポストプレーを軸に攻撃を展開してハイスコアの一戦を制した。チームの頼れるビックマンはこの試合、22分あまりの出場時間にとどまったが、22得点11リバウンドをマーク。さらに5つのブロックショットを決めた点に触れて「昔の自分を取り戻したような感覚」と、自身のプレーを振り返った。

「試合や練習を重ねるごとに自分たちは強くなっている。勝利に必要とされる選手、プレーにこだわっていきたい」と、トレイ・ボイドⅢ(#1)
©FUKUI BLOWINDS

翌26日は前半で5点のリードを奪われる展開。前日の試合でも28得点しているトレイ・ボイドⅢが終盤の驚異的な活躍で39得点をマーク。チームディフェンスが機能した第3クオーターの失点を12に抑えて、逆転で連勝をたぐり寄せた。試合後、トレイ・ボイドⅢは「今日の試合は、序盤からチームメイトが自分を生かしてくれるような動きをしてくれた」とコメント。両チームともに連続得点が続く展開の中、出場時間は30分に達したが「集中力が求められる試合が続いていて楽しくプレーできている」と話した。

25日のハーフタイムに山田市長(左手前)がアリーナであいさつに立ち、スポーツを通じた地元の盛り上がりに期待感を示した
©FUKUI BLOWINDS

25日には初の公式戦に合わせて越前市との連結協定締結式が行われた。山田賢一越前市長、福井ブローウィンズの湯本眞士代表(越前市出身)が協定書に署名。山田市長は「しっかりとチームをサポート、応援していく。また、スポーツ観戦などを通じて、越前市民が幸せに暮らせるきっかけにつながってほしい」とあいさつ。湯本代表は「チームとして市内各地のイベントやスクール活動、U15、U18のアンダーカテゴリーの活動に取り組んでいきたい。新幹線開業時には越前市を盛り上げられるように。また、今後も試合を通じて市民に元気に届けられるように活動していきたい」と述べた。

26日はチケットがソールドアウト。2,218人の観客で埋め尽くされたアリーナが熱気と歓声に包まれた 
©FUKUI BLOWINDS

これで今シーズン、ホームゲームで負けなしの8連勝。12月2日(土)・3日(日)は越前市アイシンスポーツアリーナで第9節(立川ダイス戦)を行う。

B3リーグ 2023-24 第9節
福井ブローウィンズ VS 立川ダイス

【会場】越前市アイシンスポーツアリーナ(福井県越前市高瀬2-8-23)
【日時】2023/12/2(土) 15:00試合開始、3(日) 14:00試合開始
【HP】あり








日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!

#スポーツ#イベント#PR

  • ツイートするツイートする
  • シェアするシェアする
  • 送信する送信する