タグを指定
2023/12/08
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)第9節が行われた。福井ブローウィンズは12月2日・3日に越前市アイシンスポーツアリーナで行われた立川ダイス戦に2連勝(110-65、94-88)。通算15勝3敗として、リーグ首位をキープしている。
1点ビハインドの第2クォーター終了間際、左サイドの田渡修人が放ったスリーポイントシュートが決まると、約1,900人の観客が詰めかけたで越前市アイシンスポーツアリーナは大歓声に包まれた。指揮官は「後半に望みをかけることができた。すごくいいシュートだった」(伊佐勉ヘッドコーチ)と、試合の流れを変えるプレーを振り返った。
110対65で圧勝した前日(12月2日)の初戦から一転、翌3日の試合は警戒していたインサイドの攻撃に苦しめられて前半だけで46失点。「30点ぐらいはペイントエリア内での失点で難しいゲームになってしまった」(伊佐HC)。一時は10点のリードを奪われる展開となった第2クォーターの3分過ぎに田渡がスリーポイントを2本連続で成功。再びリードを奪われ、残り1分をきったタイミングでタイムアウトをとると、指揮官は第1クォーターから続いていた悪い流れを変えるために「ツー・フォー・ワン」を指示。この戦術が見事にはまって、田渡の劇的なブザービーターにつながった。
ハーフタイムでこの日のゲームプランを確認して臨んだ後半は「結果的にクロスゲームになったものの、選手たちがしっかりとゲームをコントロールできていた」と伊佐HC。プレーオフ進出圏内にいる立川ダイス相手にホームで連勝して、12月9日からはアウェーで横浜エクセレンス(現在リーグ5位)との一戦に挑むことになった。
ここ数試合、好調の田渡はスリーポイント成功率を45.45%としてリーグ4位につけている。「(15本連続で外すなど)11月にはシュートがまったく入らない時期があって、それでもチームメイトが信じてパスを回してくれていたので、徐々に結果につながってきたことがうれしい」と、田渡。3日の試合のMVPに選ばれると、「僕がフリーになるようにスクリーンをかけてくれたり、いいパスを供給してくれたり、チームメイトがチャンスを作ってくれた」とコート上でも感謝の言葉を口にしていた。
連勝中とはいえ、重視しているディフェンスで試合によって波があるなど、プレーオフを見据えるチーム内には危機感も強い。そんな中、プレッシャーディフェンスやアグレッシブなプレーを得意とする上位チーム、横浜エクセレンスとのアウェー戦に臨む。「向こうは相当厳しいディフェンスをしてくることが予想される。ターンオーバーをしないようにプレーを強くすることが1つのポイントになってくる」と、伊佐HC。12月16日・17日には現在リーグ3位の香川ファイブアローズとの対戦(福井県営体育館)が控えている。その試金石にもなる重要な試合となりそうだ。
※順位、成績は第9節終了時点
B3リーグ 2023-24 第10節
福井ブローウィンズ VS 横浜エクセレンス
【会場】横浜武道館
【日時】2023/12/9(土)17:00試合開始、10(日)15:00試合開始
日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!