福井ブローウィンズ、16連勝。「20」の大台へ、ホームで連戦。 |バスケットボールB3リーグ第13節

2024/01/11

バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)第13節が行われた。福井ブローウィンズは1月6日・7日に福井県営体育館で行われた徳島ガンバロウズ戦に2連勝(104-93、94-86)。連勝記録を「16」に伸ばした。これで通算成績は23勝3敗。単独首位をキープしている。

7日の徳島戦ではチームで唯一30分以上の出場時間を記録、闘志あふれるプレーを見せたベンジャミン・ローソン(#34)
©FUKUI BLOWINDS

今シーズン、ホームでは負けなし、14連勝中のブローウィンズ。次節は福井市体育館での東京ユナイテッドバスケットボールクラブ戦、第15節が福井県営体育館でのさいたまブロンコス戦と上位チームをホームで迎え撃つ。この4連戦で連勝記録「20」が現実味を帯びてきた。

7日の徳島戦で素早いリリースから精度の高いシュートを決めた田渡修人(#73)。試合後、「迷わず、打ち切るだけ」と淡々と振り返った
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2024年の初戦となる6日の試合では、1Qを10失点に抑えるなど、チームディフェンスが機能して序盤から主導権を握る展開。この日もトレイ・ボイドⅢ(31得点)、ペリー・エリス(25得点)、細谷将司(20得点)とリーグトップの攻撃力を発揮して、104得点を上げて勝利した。翌7日には、田渡修人が1Q終了間際にブザービーターを決めるなど、勝負所で得点を重ねる。7本中5本の3Pシュートを決めるなど17得点。ベンジャミン・ローソンも17得点、15リバウンド、6つのブロックショットを決めるなど、30分を超えるプレータイムで攻守にわたって献身的なプレーが光った。

「連勝についてはあまり気にしていない」と伊佐HC(写真中央左)。プレーオフを見据えて冷静にチームの現状と課題を分析する
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昨年12月からプレーオフでの対戦も想定される相手との戦いが続いている状況について、伊佐勉ヘッドコーチは「上位チームとの対戦で、メントルコントロール、集中ができている」(6日試合後会見)とコメント。一方で、連勝中のチームについて「勝っていることで、うまくいっていないことが隠れている。今のままのディフェンスでは絶対に優勝できない」と危機感を示している。「特にプレーオフはがちがちのディフェンス勝負になる」と、指揮官はレギュラーシーズン後を見据えた内容を求めていて、その目標とする「各クオーター19失点以下」を徳島戦でクリアしたのは、2試合ともに1Qのみにとどまった。7日の試合でMVPの活躍を見せた田渡選手も試合後、「トランジションディフェンスが1番の課題。できる試合もあれば、できない試合もあって、まだまだ浮き沈みのあるチームだと感じている」と振り返った。

1月13日・14日に対戦する東京ユナイテッドバスケットボールクラブは現在リーグ5位(17勝9敗)とプレーオフ進出圏内。平均72.5失点はリーグトップでディフェンス力が際立っている。ここまで平均92.2得点と高い攻撃力で連勝してきたブローウィンズとの攻防が注目の一戦となりそうだ。

能登半島地震を受けて、募金活動を実施。同一リーグの金沢武士団(石川)の試合が中止となるなど影響が広がる中、「ONE HOKURIKU」を掲げて試合に臨んだ
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また、試合会場では「令和6年能登半島地震支援金募金」を実施。アリーナ内に募金箱を設置したほか、7日の試合終了後には選手、チームスタッフたちが来場者に募金を呼びかけた。集まった募金はB.HOPEに集約して日本財団に寄付。『災害支援金』として、インフラなどの復興支援を行う際に現地で活動する団体・NPOの活動資金として活用される。

B3リーグ 2023-24 第14節
福井ブローウィンズ VS 東京ユナイテッドバスケットボールクラブ

【会場】福井市体育館(福井県福井市松本4-10-1)
【日時】2024/1/13(土) 15:00試合開始、14(日)14:00試合開始
【HP】あり








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