
今季、試合終盤での起用に応え、印象的なプレーをみせている渡辺竜之佑(#16)。14日の最後のプレーを「結構プレッシャーもあったし、怖かった」と振り返った
福井ブローウィンズのリードはわずかに2点。試合終了間際に東京ユナイテッドBC(東京U)のマイケル・クレイグが放った3Pシュートは枠を外れる。ファールを警戒しながら必至に食らいついた渡辺竜之佑が「覚悟を決めて、ぎりぎりのところを打たせた」と振り返るディフェンスで、チームに薄氷の勝利をたぐり寄せた。試合後、伊佐勉ヘッドコーチ(HC)は「あれで決まったら僕の責任。完璧なディフェンスでゲームを締めてくれた」と語った。
「各クオーター19失点以下」という目標に近い14日の試合内容に関して、「ディフェンスの数字に関しては満足できる内容」と伊佐HC
1月14日、B2昇格を目指す東京Uとの第2戦は、序盤から息の詰まる接戦となった。この試合、ベンジャミン・ローソンがファウルトラブルで出場できない中、渡辺は8リバウンドの活躍。80-79の第4クオーター残り40秒には、オフェンスリバウンドからシュートを決めるプット・バックで貴重な得点をあげる。指揮官に「通常であれば、ポイントガードがあそこにいる意味が僕にはわからない。 彼は天性的なものを持っている素晴らしい選手」(伊佐HC)とまで言わしめた。
リーグでもっとも平均失点の少ない東京Uの激しいプレッシャーにさらされ、3Pシュートの成功率は21.4%と精彩を欠いた。オフェンスでリードを広げられないまま、第4クオーター残り1分45秒には、クレイグに3Pシュートを決められて同点に追いつかれる。それでも序盤からディフェンスで崩れることなく、プレーオフを彷彿とさせるシーソーゲームを制して価値ある一勝をもぎとった。
今シーズン、ここまでリバウンドや得点、プレータイムなどがチーム最多のさいたまブロンコス、ライアン・ワトキンス(#6)
リーグ記録に並ぶ23連勝まで残り「5」と迫った。次節は、1月20日・21日に福井県営体育館でさいたまブロンコスと対戦。レギュラーシーズン2位、プレーオフセミファイナルに進出した昨季、リバウンド王のライアン・ワトキンスを要するなど実力のあるチームで、第14節ではリーグ2位の鹿児島レブナイズに1勝(1敗)している。
17勝11敗でリーグ6位のさいたまブロンコス(第14節終了時点)。昨季はプレーオフセミファイナルで敗退、悲願のB2昇格を目指す
現在、25勝3敗の福井ブローウィンズは10月にアウェーでさいたまブロンコスと対戦していて、初戦に勝利したものの、次の試合では1敗を喫している。「(負けた残りの2試合とは違って)フルメンバーで臨んで負けてしまった試合なので、みんな悔しいと感じていると思う。絶対にやり返したい。ホームでファンの皆さんの一つになって、チームの連勝記録を更新したい」と、渡辺は雪辱を誓う。
B3リーグ 2023-24 第15節
福井ブローウィンズ VS さいたまブロンコス
【会場】福井県営体育館(福井県福井市福町3-20)
【日時】2024/1/20(土) 15:00試合開始、21(日)14:00試合開始
【HP】あり
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