【~2/18】江戸時代の粋でおしゃれな女性たちを描いた浮世絵がずらり。県立美術館でテーマ展開催中!│福井市・福井県立美術館

2024/01/19

美人図の名手である菱川師宣や西川祐信をはじめとする肉筆浮世絵が並ぶテーマ展が『福井県立美術館』で2月18日(日)まで開催中です。

菱川師宣「二美人と若衆読書の図」(個人蔵)

浮世絵といえば、葛飾北斎や歌川広重のような多色摺木版画の絵(錦絵)を思い浮かべるかもしれませんが、それとは異なり肉筆浮世絵は、木版画で大量に生産できるものではなく、絵師が直接描いた一点ものを指します。直筆だからこそ表現できる筆遣いや着物の柄といった、細部に至る絵師のこだわりを見ることができます。

会場には、岩佐又兵衛とその門人による風俗画、寛文美人図を起点に、浮世絵の祖とされる菱川師宣、懐月堂派や宮川派などの初期浮世絵、続く錦絵誕生前後の絵師たちが描いた作品が並び、美人図の成立と理想とした女性像の変遷も垣間見えてきます。

宮川長春「雪中遊女道中図」(個人蔵)

期間中には学芸員トークサロンやギャラリートーク、講演会などの関連イベントも開催されるので、より浮世絵を楽しめる企画も。興味のある人はホームページで詳細をチェックしてみてくださいね。

肉筆浮世絵から見えてくる江戸時代の粋でおしゃれな女性たちの暮らしや文化、当時の細やかな美意識にも注目して美人図を鑑賞してみると、また違った楽しさを味わえるかもしれません。

江戸時代の女たち ~美人図コトハジメ~
【日程】2023/1/3(水)~2023/2/18(日)
【会場】福井県立美術館(福井県福井市文京3-16-1)
【電話】0776-25-0452
【時間】9:00~17:00(最終入館16:30)
【休日】月曜、2/13(火) ※2/12(月・祝)は開館
【料金】一般・大学生100円
【HP】あり







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#アート#イベント#福井市内

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