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2024/02/20
福井県が目指す「多文化共生社会」。その実現のためには、円滑なコミュニケーションが必要です。今回は、外国人県民が安心して暮らせるよう、地域で活躍する『ふくい外国人コミュニティリーダー』や医療通訳を派遣する外国人支援団体『メディサポふくい』にフォーカス!
災害時や医療現場でも広がる、多文化共生への取り組み。
元日に起きた能登半島地震。地震発生時、外国人に向けて分かりやすく避難を促す「やさしい日本語」や、外国人被災者に対する「遠隔医療通訳サービス」のニュースが話題となりました。
在留外国人数は近年著しく増加し、ここ福井県でも約1万6000人の外国人が暮らしています。今回のような災害時だけでなく、普段の暮らしの中で、病気やケガ、妊娠・出産などで医療機関にかかる時など、「言葉の壁」「文化の壁」から情報を正確に理解できずに大きな不安を抱える人、公的支援を得る煩雑な手続きに苦戦するケースも少なくない。
県では、外国人も安心して暮らせる社会を目指し、外国人県民のネットワークをいかした『ふくい外国人コミュニティリーダー』認定制度や、医療機関等とのコミュニケーションをサポートする『メディサポふくい』をはじめとした団体を支援するなど、様々な取り組みを行なっています。
ふくい外国人コミュニティリーダー
県内の外国人に伝わる言語で、生活・災害情報を発信。
行政や自治会等が発信する生活情報・災害情報を県内の外国人コミュニティに伝わる言語(母国語等)でSNS等を使って発信、災害時には自助・共助等の担い手として活躍できるよう災害に関する研修会や訓練に参加するなど、様々な活動を行なっています。令和2年度にはじまった福井県独自の取り組みで、現在は13の国や地域の61名が活動中。
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メディサポふくい
言葉の壁、不安を取り除く、医療通訳サポーター。
県内で暮らす外国人が増える中、安全安心な医療を提供する体制の整備が求められています。外国人患者が診察の際、医師にきちんと症状を伝え、説明を受けた上で納得して治療を受けられるよう手助けする医療通訳もその1つ。2020年、医療通訳の派遣事業を担う民間団体『メディサポふくい』が発足しました。
現在30名以上の通訳者がおり、中国語や英語、ポルトガル語など8カ国語に対応しています。県内に住む外国人一人ひとりが安心して医療機関等に通えるよう、『メディサポふくい』が担う役割は大きい。
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