国内初 ティラノ下顎化石 新種か 県恐竜博物館など 熊本で発見

2024/02/16

発見されたティラノサウルス科の下顎骨化石(手前)について、恐竜の頭骨模型で位置を解説する宮田課長=勝山市の県立恐竜博物館で

県立恐竜博物館(勝山市)と熊本県の天草市立御所浦白亜紀資料館は15日、熊本県苓北町の「姫浦層群下津深江層」(後期白亜紀=約7400万年前)から、大型獣脚類の肉食恐竜「ティラノサウルス科」の下顎の骨化石を発見したと発表した。国内で同科の歯化石は見つかっていたが、下顎の骨化石は初めて。新種の可能性もあり、恐竜博物館では「大型獣脚類の分類や比較研究をする上で重要な標本だ」としている。

(日刊県民福井)
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