2024/04/19
福井駅前フードホール『MINIE(ミニエ)』内で、奥能登のご当地グルメ「能登丼」を提供する『能登丼食堂』が4月19日にオープンします。能登半島地震で大きな被害を受けた奥能登エリア(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町の2市2町)の42店舗が加盟している「能登丼事業協同組合」が出店。能登牛や能登豚、能登の魚介類など、貴重な食材と特色ある味わいを堪能できる一軒です。
オープンに合わせて提供するのは、輪島市のオープンカフェ『木の音(こえ)』で提供してきた「能登牛贅沢丼」や「能登豚ハイカラ丼」などの能登丼メニューのほか、夜営業では能登の海の幸や山菜、能登に伝わる調味料「いしる」などを使った一品料理も登場します。当面は能登丼事業協同組合の理事長で、『木の音』の日向文恵さんを中心に、能登町にある『汝惚里(なぽり)ダイニング』のスタッフも協力しながら店舗の運営にあたります。
石川や能登の地酒も充実。『数馬酒造』(能登町)の地酒「竹葉(ちくは) 能登牛純米」1250円(180ml)や「竹葉 いか純米」1250円(180ml)のほか、『櫻田酒造』(珠洲市)が『車多酒造』(白山市)の「天狗舞」とコラボした復興支援酒「能登初桜(天狗舞Ver)」550円(90ml)や、『松浦酒造』(加賀市)の「獅子の里 純米吟醸」850円(90ml)、『鹿野酒造』(加賀市)の「常きげん 純米吟醸」800円(90ml)などをラインナップしています。
能登半島地震発生後の2月に『MINIE』から出店オファーがあり、食材の確保などオープンに向けて準備を進めてきました。建物の倒壊や断水などの影響は深刻で、組合加盟店舗の大半が今も営業を再開できていない状況。そんな中、能登丼事業協同組合として今回初めて店舗を構えることになりました。
その理由について、事務局長の水元圭介さんは「新幹線の開業で注目の福井に出店できる貴重な機会。能登丼の火を消さないために決断しました」と説明。二次避難先の東京から福井に拠点を移し、運営にあたる日向さんは「せっかくのお声がけ。一歩前に踏み出さないといけないと思った。福井から能登の食を発信していきたい。いつか能登丼を味わうために能登に足を運んでいただけたらうれしい」と話しています。
『能登丼食堂』は、コの字型カウンターの店舗が軒を連ねる「ふくまち横丁」エリアに出店。今後は組合に加盟している各店舗のメンバーが入れ替わりで料理を提供していく方法も検討していて、多彩な能登グルメを味わうことができそうです。オープン記念として、飲食利用の先着100人に「わじま箸」のプレゼントがあります。
能登丼食堂
【住所】福井県福井市中央1-3-5 FUKUMACHI BLOCK 1F MINIE
【時間】11:00~14:30、17:00~23:00(22:00LO)
【休日】月曜
【駐車】なし
【席数】16席
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